ちょっとした科学の、もしくは哲学の絵本の種類に入ると思います。
哲学って、難しい言葉でけれど、要は「ふしぎ、不思議、なんでかしら?」と、考えを言うんだと(私は)思います。
この絵本は木坂さんの優しくリズミカルな、素敵な文体(もしかしたら原文もいいのかも)で、
もぐらの目線からどんどん上へ上へあがっていき、
空に浮かぶ月まで行って、今度は海の底まで見せてくれる。すごく壮大な作品でした。
小さい子にも分かる優しい言葉で語られていますが、内容的には意外と難しいので、個人的には小学校低学年から中学年くらいのお子さんにお薦めしたいです。
学校などの読み語りで使うなら、高学年でもいいかもしれません。
自然や科学に興味のあるお子さんに特にお薦めします。