女の子の新しいおふとん。パパとママが女の子のお古の洋服や布をパッチワークにして作ってくれました。これは2歳のときのワンピースの布。あっちのはあかちゃんのときのカーテンの布。星や花、風船模様…いろんな布のつぎはぎのおふとんには、いろんな思い出が詰まっています。その新しいおふとんをかけた夜、女の子は夢を見ます…。現実からファンタジーの世界への移行が美しく、想像力をかきたてられる絵本です。
息子もわたしも大好きな作品です。おふとんは英語ではキルトでしたが、「おふとん」というのも温かそうでいいなと思いました。パッチワークって、こういう風に昔の思い出を小さな布切れにして、つなぎ合わせることができるので素敵です。実はわたしも息子が小さい頃の穴あきTシャツやズボンをとっておき、いつかこのおふとんみたいなパッチワークにしたい、と希望を抱いているのでした…が、なかなか実行に移せていません。