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重厚な装丁と題名から難しく感じるかもしれませんが、 要は、古今東西、人々がイメージした地球の形を仕掛けも交えて解説してある絵本作品です。 内容的には、高校地理に相当すると思いますが、 単純に、こんな風に地球をとらえていたんだ!と視覚的に楽しむなら、 小学生くらいからでも大丈夫でしょう。 大人でも、地動説、天動説くらいの知識はあるでしょうが、 巨大な魚の上に大きな卵、その上に巨大な水牛、その角の上に大地がある、 なんてイメージ、嘘のような本当の話でびっくりです。 その不安定さゆえに地震が起こる、というのも、妙に説得力がありますね。 それにしても、大地を支えているのが、ヘビやゾウなどというのがすごいです。 中には、箱に入っている、だったり、裏返したお椀のような形、という表現も。 地球の形、となると、地球物理学的なアプローチも可能ですが、 あくまでも、「哲学する」ですので、理系が苦手な人でも大丈夫だと思います。
投稿日:2010/10/08
『ドリトル先生月へいく』を読んだ時のこと、まだ衛星もロケットも発明されていない頃なので、大きな蛾に乗ってドリトル先生が月へ行ったのを、その想像力のたくましさに驚いたことがあります。 人類の科学の進歩は、想像力の賜物と言えるかもしれません。 この絵本、タイトルからは何のことかと思ったのですが、古今東西で地球はどんな形をしたものかを考えた人たちの奇抜な考えが載っていました。 地球が三角形であったり四角形であったりと、今から思うと思いもつかないものが多くて、よくぞこれだけ考えましたとある意味驚嘆するものばかりでした。 息子も「へえー」とか「そんなわけないでしょ」とか言いながらも楽しんで読んでいました。 無知と言えばそれまでかもしれませんが、その無限の想像力には、感動すら覚えます。 その想像力が進んだ先に、地球が丸くて自転しているという考えが行き着いたとは当時の人は考えもしなかったことだろうと思います。 「知りたい」「解明したい」という人類の思いが、新しい考えを生み出し、これだけ科学が進んだということを改めて感じる一冊です。 しかけ絵本でイラストも丁寧に描かれていて、一日読んでもあきないぐらいではないでしょうか。 子どもも大人も時間をつい引き込まれてしまう絵本だと思います。
投稿日:2011/08/16
地球が丸いと知るまで、人々はどんな地球だと思っていたのか。 そんな疑問がいっぺんに解決する一冊です。 紀元前・古代からの色んな文明の人の考え方が 本当に一目でわかりやすく示してあります。仕掛けも良くできています。 子供のためと言うよりも、私が面白くて興奮して読んでしまいました。 中でも面白かったのはインドの人たちが考えた三角形の地球・・ その独創的な発想に、驚きました。 時代が、大航海時代となり地球が丸いとわかっていく過程を私も楽しく学びました。 図書館の新刊だったのですが、 ちょっとお高いのが難点ですが、、いずれ購入したいと思います。
投稿日:2010/07/22
息子にはちょっと難しいかなと思いつつ図書館で借りたのですが、 びっくりするほどはまりました。 繰り返し繰り返し読んで、 おもしろいのがあるといちいち報告にきます。 この夏の読書感想文は、これで書く、と言っています。 地球は丸いって、 私たちは小さいころから教わって、 それに何の疑問も持たずに暮らしています。 でも、地球が丸いって科学者が解明してくれる前の人たちは、 丸いなんてこと思いもしなかったし、 海の向こうは行き止まりだと思っていたり。 ガリレオが天動説を否定し、地動説を唱えたときは、 裁判で有罪にされてしまうくらい信じられないことだったわけです。 世界中の学者たちが、地球の形を哲学してきました。 地面は、亀の上に乗ってるとか、ゾウの上に乗ってるとか。 だから地震が起こるとか。 世界中のあちこちで、えらい人たちが考えていたことを1冊にまとめた絵本。 その昔、えらい人たちがえらそうに、 地面は亀に乗ってるって言ってるのを想像すると、ちょっとおかしい。 大人が読んでも味わい深いです。
投稿日:2018/07/10
小さい頃、丁度同じような内容の本を読んだ記憶あります。 鮮明に覚えているのが、第一章にあるヒンデゥー教徒の地球観。 大きなヘビの上にかめがのり、その上にゾウが東西南北の四隅におり、平らな島のような地球を支えているというもの。 他にも、島のような地球観が多く描かれていますが、当時読んだ本にもいろいろあって、貪り読んだものです。 地震の原因が、下で支えるものが動くからと考える人々が、世界各地に居たというのも、とても面白いと思います。 その本は何なのか?今だわかりませんが、子供との読み聞かせで、バージニア・リー・バートンの「せいめいのれきし」との再会が出来たように、いつかまた出会えることを期待しています。 それはさておき、よくもこれだけ世界各地の地球観を集めたものだと思います。 それぞれが、興味深く、仕掛け絵本になっている懲りようで、夢中になって読むお子さんもいることだと思います。 子供の好奇心をくすぐるのは、間違いのないところです。 読み聞かせには難しく、小学校低学年以上が自ら読む類の絵本だと思います。 価値ある作品だとは思いますが、2800円(税抜き)という定価は、やはり高価な感がありなかなか手を出せない価格帯なのが残念です。
投稿日:2011/09/07
小学校に1冊ほしいですねぇ 亀に乗っかっていたり 蛇に乗っかっていたり 私達は、いろいろな科学技術のお陰で 知識として知っているつもりでいますが 昔の人々の想像力は、とてつもなく、すごくて、おもしろい! 絵も、仕掛けも工夫されていて 最後に、まとめ年表のようになっていて 値段的には妥当かと 科学と哲学と なるほどなぁ〜 と、感心しました
投稿日:2010/09/02
「地球はどのようなかたちか」と問われれば、多くの人が「球体である」と答えると思うのは…実は勘違いだったりするのでしょうか。一部の民族では、「むかしの話じゃないの?」と現代を生きる一部の人が思うであろう「地球のかたち」が信じられているなど、興味深い内容がたくさん載っていました。おもしろかったです。
投稿日:2024/05/03
とても凝ったつくりの本です。人間が古来 地球の形をどう考えていたのかについて、調べてわかった面白さを伝えたい という著者の想いが いっぱい詰まった本だと思いました。 いろんな時代の いろんな地域の人たちが、自分がいる「ここ」がどういうところか知りたい!と熱望してきたことがわかります。それは、自分が今、ここに存在していることを不思議に思う気持ちと繋がっていると思います。 そして、地球の形についての人々の想像力の逞しさ、その想像の多様性、更に、科学の発達には驚くばかりです。 その流れの中で、20世紀に人間が地球の外から地球を眺めたことは、ものすごいことでした。この時代の人々だけでなく、今まで生きてきたすべての人を代表しての宇宙飛行だったのだなぁと思いました。 「地球のかたち」について考えると、今 ここにいることの不思議にも おのずと心が向かいます。まさに、タイトルの通り、「哲学」だと思いました。
投稿日:2016/03/03
先を生きてきてくれた方々へ「ありがとう」という気持ちになります。 たくさんの考えをめぐらせつつ、地球はまるいにたどり着いたことを想像するだけで胸が熱くなります。 今ではまさか〜と微笑ましく感じてしまうことでも、 大人たちが一生懸命考え考え考え抜いていたんだろうと感動します。 私が楽しんで宝物にしたいような絵本です。
投稿日:2012/03/13
こんなにしっかりとした図鑑のような絵本なんですね しかも簡単な仕掛け絵本になっているので、子供には「めくりたい」という好奇心がそそられるようです またあけてびっくり!「魚の上に卵・・・水牛?」 地球を支えているのは昔からへびが多く驚きです 人類は地球に対して敬意を抱いていた証拠なのでしょうか・・・ 今の子供たちは地球は球状だということが当たり前のこととして知識に入っているので、昔の人のこうした考え方が面白いようですが、まだ読むにはむずかしいかな 文章も細かくどちらかというと小学校高学年、大人でも楽しめます
投稿日:2012/02/25
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