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黒一色、大きなバオバブの木の枝に立ち、 はるか下の人のむれを見おろす一人の男の子。 枝の上で、静かに話をする二人の子ども。 なんて印象的な絵なんだろう。 枝の上でうたう、子どもの悲しいうたごえ。 その力強い黒一色の絵は、やがて悲しみの色に変わりゆく。 人が人をおそれること、心がしめつけられる。 人も、森の一部であることを忘れてはいけない。 森に育てられていることを忘れては、いけない。 子どもはみんなの宝物、森の奇跡。 アフリカ、マリの昔話に 感謝、感謝。
投稿日:2019/05/10
アフリカ・マリの昔話です。ジョレという村に一人の玉のような男の子が生まれたが、両親が次々に死んだのは、生まれてきた子どものせいだと言って遠い森に男の子を捨てに行った。男の子は、森の中で動物や自然に育てられて、木や虫やいしの話言葉も、夜空の星の音楽もちゃんとわかる強い子供に育ちました。けれどもある日自分と動物たちは、違うことに気がついてジョレの村に生まれ森に捨てられたこともすっかりわかってしまった。雨の季節になるとバオバブの木に登って”ジョレに雨降るな”と祈るようになって、ジョレの村には、日照りが続き村の人たちは食べ物がなにひととれなくなりました。猟師が男の子を見つけてそのことを知り、人々は反省して、男の子は、シチジ王の後継者になって深い知恵で国を治めたというお話でした。勿論村では、決して子どもをすてることは、なかったそうです。
投稿日:2018/09/20
アフリカ・マリの昔話ですが、注目したいのは、語り部からの再話だという事です。 アフリカには多くの語り部がいたというから驚きです。 もちろん、王国の伝承という事もあったようですが。 ジョレ村に男の子が生まれますが、すぐに両親が亡くなったので、 その子は不吉だと森に捨てられ、動物たちに育てられるのですね。 成長した男の子は、ある日、自分の運命を悟り、 バオバブの木に登って、村に雨を降らせないよう祈るのです。 日照りですっかり困り果てた村人たちは、男の子を説得し、歓待して、 やがては国を治めるのですね。 「子どもを捨てない」という教訓のための伝承のようにも感じますが、 子どもを大切にするという視点はうれしいですよね。 絵はアフリカ・マリ出身の画家によるもので、独特の空気感があり、 おはなしの世界観の説得力も感じます。 バオバブの存在感も感じました。
投稿日:2015/04/03
マリのバンバラ族の昔話、バオバブの木、、、どんなお話なのか、ワクワクしながらページをめくりました。 森に捨てられた子どもが、森の知恵に育てられ、人間のもとへ帰る、、、。森や動物たちとの共存の大切さを教えてくれているようです。 捨てられた男の子と、村の子どもがバオバブの木の上で話している場面がいいです。どんな話をしているのでしょう。 エッチングのような絵は、いきいきして見応えがあります。モノクロの絵と余白、そしてアフリカの大地のような差し色が、とても素敵でした。
投稿日:2012/02/23
アフリカのマリ共和国は将来行ってみたい国の一つなのでこの絵本を選びました。素晴らしい話に涙があふれました。人の心は人の温かみを持ってこそ悲しみを溶かす事が出来ると教えてくれた気がします。男の子は周りの動物や自然に助けられ色々な知恵を身につけ人を許すという心の優しい芯のしっかりした子に育って本当に良かったと思いました。男の子が君主となったことで安定した村になっていくと思うと嬉しくなりました。敢えて白と黒とで絵が構成されているのもとても素敵でした。
投稿日:2008/12/19
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