「ぜったいたべないからね」 みんなの声

子供が生まれてこの６年間、いろいろな絵本に出会ってきましたが、この絵本は私のなかで　☆ナンバーワン☆　です。

これまで子供に
「人参を食べると目がキラキラになるよ」
「お魚食べると頭が良くなるよ」
「トマトを食べないと血がドロドロになるよ」
と、言ってきた私に「この手があったかぁ〜」と革命をおこしてくれました。

嫌いな物も思わず信じて食べたくなるような楽しいネーミングとお話・・・　らくがき調のおもしろおかしい絵、インパクトと迫力のある食べ物の写真、文章の文字の配列や大小の変化などなど、楽しく読める工夫がいっぱいです♪

小学校での読み聞かせもローラのわがままぶりがウケて子供たちの反応がとてもよかったです。
この絵本の面白さとセンスの良さはもぉ〜、たまりません！！

好き嫌いの多い妹になんとか食べさせようと考える兄のチャーリー・・・
苦労ですよね。

これも例えば人参は人参の写真でコラージュしてありまた文字のは配列も楽しく、いかに・・これが嫌いなのかすご〜く分かってくるんです。

お兄ちゃんはなんにもしません。
『あー良かった。これはすごくめずらしい・・ものなんだ』と僕一人で食べれるなんてなんて幸せなんだと・・言うだけなんです。
グリーンピースは・・空から降ってくる『あめだまみどり』
なんですよ・・・
人参は・・・えだみかん。
ミニトマトは満月プチュット。
まだまだ・・ローラの嫌いなものが素敵なものに変身！！

なんか・・食べてみたくなるネーミングじゃないですか。
グリンピース苦手な娘も『あめだまみどり』は超気に入ってました。

これならなんでも食べれそうな気がしてくる楽しい絵本です。

食育にもぴったりな絵本です。
誰でも苦手な食べ物があったりするでしょうがとにかく
いっぱいいっぱい嫌いな食べ物があるんですよね。
不審そうな目つきな女の子の表情もこの絵本の面白さを際だたせています。
それに切り絵と本物の写真を合成したかのような絵も新鮮さを感じます。
文字の書き方も動きがあったり遊び心があって、読み手も工夫次第で楽しめます！

お兄ちゃんの発想の面白さには大人も思わずほほーーー！！と感心です。
どう見ても人参でも、言い方を変えればこんなに美味しそうなというか？珍しい食べ物に変身して食べる気をそそってしまうんですね。
お話の世界だからでしょうがとにかく面白いです。
テンポ良く最後まで飽きることはありませんでした。

ぜったい食べれちゃうからね！
なんだか苦手なものを見て面白いネーミングはないだろうか？と考えてしまいました！

食わず嫌いもここまで極まるとすごいなと思いました。お兄ちゃんの工夫も涙ぐましいです。こんな素敵なお兄ちゃんがほしいです。

お兄ちゃんが妹が食べない物に、希少価値のありそうな名前を次々につけていくのが笑えました。妹の性格を熟知した兄ならではの工夫です。家族で大笑いしながら楽しみました。

学校の読み聞かせで、中学年の教室で読みました。
まず、絵がはっきりしていて読み聞かせに最適、当日の給食の献立に本の内容の野菜と重複しているためか、非常に反応が良かったです。
このユーモアのセンスは低学年よりも返って中学年の方が受けがいいかもしれない。

ローラのおにいちゃんチャーリーは本当に頭のまわる妹扱いのうまいいいおにいちゃんです。またローラはどうしてここまで生意気なんでしょう。でもこういう風に嫌いな食べ物を子どもに食べさすのはいいことだと思います。今度子どもが食べたくないものがあったらこの手を使おうと思います。あとこの絵本、絵と写真がうまいこと使われていて斬新でした。

好き嫌いが多い妹ローラのために、
兄チャーリーが考えた野菜を食べさす秘策のお話です。
まず絵＆コラージュがとっても楽しい。
にんじんの前にうさぎの写真が張ってあったり、
宇宙では字が波打っていたり。
とっても遊び心があり、ページをめくるたびに、
次はどんな仕掛けがあるかしら？なんてワクワクします。
チャーリーが考えた、野菜とかの別名もおもしろい。
こんな手があったか！って感じです。

　我が家は、このお話とは逆で、偏食のお兄ちゃんを抱えています。この絵本をきっかけに偏食を直せたら・・・というわけではなく、ストーリーが純粋にたのしいな〜と思ったので、一緒に読んでみたのですが、我が家のお兄ちゃんは、いつもの、絵本を読んだ後の満足そうな顔を見せてくれませんでした。がんばって食べよう！オーラを感じたのかな・・・なんて思ったりしました。

読み聞かせるときに、妹のセリフをコギャル風に言ったらウケました。これが正しいかどうかはわかりませんが、娘は「オモチロイ！」と叫んで何度も読んでほしいと頼みます。
ただし野菜嫌いがイケてると思って真似されると困るので、「世界には野菜をおそろしくまずく料理する国があって、そういう国の子供の話だからね」と補足説明をする必要があるかと思われます。

ぜったい○○しないからねのシリーズ、ずっと読んでみたかったのですが、やっと読むことができました。
お兄ちゃんが妹にする、ユーモアのある愛情、いいですね！！
順にシリーズを読んでみたいです。

妹は好き嫌いがとっても多い。
にんじんを目の前にして、「絶対食べないからね。」
でも兄は言います。
「にんじんに見えるかもしれないけど、にんじんじゃない。
　はるばる木星から届いた“えだみかん”なんだ。」

豆も、じゃがいもも、魚のフライも、すべてユニークな名前が付けられます。
妹はそれなら食べてみようかなと思って食べてみると、意外とおいしい。
最後には、自ら大嫌いなものを・・・

すごいすごい！！
こういう言い方すればいいのね。

食べ物だけ絵でなく写真なのもいいですね。
子どもにはお話はまだちょっと早すぎましたが、写真を見て楽しんでいました。

兄と妹の微笑ましいやり取り、これからも楽しみに読みたいと思います。