「ぐるんぱのようちえん」 みんなの声

ひとりぼっちでくさくて泣き虫で・・・
お店で働いても作るものが大きすぎて「もうけっこう」・・・
コレじゃぐるんぱじゃなくても、しょんぼりですよね。
でもぐるんぱは最後にその特技を生かして幼稚園を開きます。
きっと誰にでも得意なモノがあって、きっと誰にでも居心地のいい居場所があるんだって教えてくれます。
それを見つけられたぐるんぱ。よかったね。

3歳の誕生日におばあちゃんにもらった絵本です。それまでは絵本を読んであげてても、違うことばかりいって絵本に集中したことがなかったのですが、この本は大好きなぞうさんがでているので、はじめてまともに聞きました。それからはずっと読んでとせがむので､何十回も読まされました。いまでは全部空でいえるようになっているほど大好きです。子供の大好きなぞうとたくさんの子供たち､ビスケットやスポーツカー、幼稚園・・・こどもの興味をひくものがつまっているみたいですね。この本を読んでからどの絵本も最後まで集中して聞くようになり、感謝感謝です。

一人ぼっちの象のぐるんぱは、ジャングルの動物たちに送られて、仕事をするため出発しましたが・・・。
何処へいっても作るものが大きすぎて、ことごとくクビになってしまいます。だけど最後は、大きすぎた“失敗作”を利用して幼稚園を作ってしまいます。最後のページはとても楽しくて子供達は「こんな幼稚園に行きたい！」と叫んでいました。

ぐるんぱはひとりっこ。なにもすることなくブラブラしていたのでみんなは、ぐるんぱを働きにだすことにしました。ぐるんぱはビスケットつくり、靴つくり、お皿つくり色々と挑戦するけどいつもできあがりは大きくなってしまうのでみ〜んな「もう　けっこう」と断られてしまいます。そんなある日、子供がたくさんいるお母さんに子供たちの面倒を頼まれるのです。ぐるんぱは自分がつくったピアノを弾きながら子供たちに歌を歌ったりビスケットを分けてあげたりしてあげたのでみんなは大喜び。そして、ぐるんぱは「幼稚園」をひらくことに決めたのです。最後のぐるんぱのようちえんの様子がとっても楽しそうです。こんな幼稚園があったらいいな・・・。

ぐるんぱははりきりすぎて、大きすぎるものばかり作ってしまうんだけど、クビになるときにそれをもらってくるところに救いがあります。だって大きなピアノやスポーツカーまでもらっちゃうんですよ！数百万円は下らないでしょう？
クビにしたくてクビにするんじゃないんだよ。くーさんだってぴーさんだってぐるんぱを応援したいんだ。だからせめてほら、これをもって行きなよ・・・そんな心遣いを話そうか話すまいか、悩みながら読んで聞かせている。

この本を読むと何だか勇気が出てきます。一人ぼっちで淋しく、そして汚く臭かった一匹の象が、ある日みんなにきれいにしてもらい、働きに行くことになります。だけど失敗ばかりですぐに仕事を追われて転々とします。何度も何度も落ち込むのですが、最後に自分のいるべき場所、人のために役立つ場所を見つけるのです。失敗しても諦めず、立ち直って前向きに前向きにいきているぐるくぱがとてもいとおしいです。子供もこの絵本がとても気に入ったようです。元気のないときに読みたくなる本です。

以前、藤井ふみやさんが日本テレビで出演したドラマで、話題になった絵本。

ぐるんぱは、とても大きな象。
ひとりぼっちが寂しくて、涙も流れてきます。
ジャングルのみんなは相談して、「働きに出そう！！」
みんなで、川に連れて行き、たわしでゴシゴシ・・・。

見違えるほどりっぱになったぐるんぱは、にっこり笑って、出発です。
びすけっとや、おさらつくりなどいろんなところに行ったけれど、
張り切りすぎて失敗ばかり。
しょんぼり、しょんぼりして出て行ってしまいます。

また、ぐるんぱは、ひとりぼっちになるのでしょうか・・・？！

最初はぞうのぐるんぱがかわいそうでかわいそうですごく惨めな気持ちになりました。私ならぐるんぱのつくったものを使ってあげるのに･･･と思っていました。でも、最後に１２人の子供を持つお母さんに頼まれて子供たちの世話をすると、ぐるんぱのつくった大きすぎるものが遊び道具に変身！！子供の頃にこの本を読んでもらった私は、こんなようちえんに通いたいと思い、毎日のように「この本読んで」とせがみました。どれだけ食べてもなくならないくらい大きなクッキーや、お皿のプールなど、幼い私には魅力的なものばかりで今もこの本が大好きです。

ひとりぼっちのぞうのぐるんぱが働くのですが、ビスケットやお皿など作るものが大きすぎて失敗ばかり。でも子どものたくさんいるお母さんにの為に作った幼稚園は大成功、ぐるんぱもひとりぼっちじゃなくなるお話ですが、人から必要とされる喜びや、協調性、個性などといった内容にもつながるお話です。もう少し子どもが大きくなった時に話の深みを感じられるかと思います。でも子どもは単純にかわいいぐるんぱが大好きで、ひとりぼっちじゃなくなって喜んでいました。

４歳の息子に読み聞かせたところ、かなり真剣に聞き入っていて、読み終わると涙をうかべながら、「ぼく感動しちゃった」と一言。母親の私までじーんときてしまいました。