「偕成社文庫 おじいさんのランプ」 みんなの声

おじいさんのランプを読んだのは少年時代です。それから何度も読み返しましたが、私はこのお話を読むたびに祖父のことを思い出さずにはいられません。我が家は商人の家です。祖父は昭和30年代に大阪でかまどを販売しました。一時はとても繁盛しましたが、やがてライフスタイルの変化とともに衰退して、タイル、不動産へと移っていきました。それだけにこのお話はとても興味深く、共感できるところがいっぱいありました。これはあらためて人生というものを考えさせてくれるお話です。

我が家の子供も偕成社文庫の文庫本をいくつか持っていますが、小学校中学年の子供も読みやすい文庫本に思います。
こちらの本は、新美南吉作品が１０話入った文庫本になっています。
新美南吉作品、子供の頃に触れておきたい１つに思っています。