いもとようこさんのやさしいタッチの絵が幼い頃から大好きでした。
自分が母親になり、もちろん我が子にも彼女の絵本を数多く読み聞かせて育てました。子供達が自分で本を読むようになってから滅多に読み聞かせをしなくなりましたが、この絵本は、寒い日にちょっと膝に乗せて読み聞かせるには少し大きい小学三年生の娘を久々に膝に乗せてぴったりくっついて読むのに、それはそれはぴったりな絵本でした。9歳の娘には、ちょっぴり短いストーリーでしたが、心も体もぽっかぽか!そう、絵本の中のうさぎみたいに温かな手袋をはめて、手を繋いでいるかのようなふうわり温かな心地良さに包まれました。最後のシーンが本当に素敵ですよね。うさぎ達だけでなく、魚や人間、鳥・・・様々な生き物が手を繋いで輪になっていて、平和そのもの!こんな世界なら、みんな心も体もぽっかぽかになれますね。幼児向け絵本ながら、実は奥が深いラストです。ずっとずっと眺めていたくなります。