娘が5歳になったのを機に、季節ごとに、この本を買うことにしました。夏生まれの娘なので、まずは、”夏”版、「はじめての なつやすみ」を買いました。
表題の「はじめての なつやすみ」のほか、4話が入っています。
娘の一番気に入ったのは、「ぼうけん」。子犬のロロちゃんと、ココちゃんがゴムボートに乗っての海への冒険のお話です。5歳という年頃のせいか、個性なのか、冒険という言葉に異様に反応する娘は、目次を読んだ時から、読み終わるまで、興奮状態でした。お話は、勿論、素敵なのですが、この本の魅力は、やはり、いわさきちひろさんの水彩画ですね。絵を見ているだけでも、8月のお日様の暑さ、クジラのお腹の中の暗さが、しっかり伝わって来ます。
これから季節が変わるごとに、1冊づつ買い足して行きたい、魅力的な本です。