みんなで音楽会をすることになりました。ねずみくんの担当はトランペット。でもどんなに頑張っても音が出ません。(小さなねずみくんが小さなトランペットを持っている姿はぴったりなんだけどね。)
そこで、他の楽器と取り替えてもらおうと動物たちにお願いするのですが・・・ 手が長いてながざるにはアコーディオン、首が長いきりんにはトロンボーンと、動物の特徴を生かした楽器の配分に、ねずみくんは諦めるしかありません。でも、大きな体のぞうさんには大きなピアノ!と思ったのに、何故かぞうさんは困っています。そして。ねずみくんもぞうさんも無事音楽会に参加できました。
「とりかえて」と言うねずみくんに対して、動物たちはちょっといじわるだなぁと感じる部分もありますが、お馴染みの展開はリズム感があってとても気持ち良く読めます。最後にはねずみくんもとても楽しそうですしね。
でもこのシリーズ、あまりこんな展開ばかりでは、子供も可哀想がって読まなくなってしまいそうです。