どうぶつのわかっていること・わかっていないこと(小学館集英社プロダクション)
「答えのない問いに向き合う力」をはぐくむ新感覚の絵本
日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)
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お通夜を題材にした絵本は、子どもには強すぎるのではないかと思いながら、読み終えたら、祖母の死を受け入れたターヤとシャオヤの健気さに感情移入していました。 祖母と二人だけの生活という設定には、両親不在の重さと、親のようにして自分たちを育ててくれたことへの感謝が盛り込まれています。 悲しみを受けとめるのはこれから。 おばあちゃんを送る最後の夜は、いろんな事を思い出して、亡骸と優しく寄り添うことでしょう。 通夜の夜が、見事にまとめられていて、安らぎさえ感じさせる絵本でした。
投稿日:2015/10/07
よあけまで タイトルからは 通夜のお話しだとは思えませんでしたが、はじまりから ばあは、死んでしまった、二人の孫をおいて 悲しいお話しです 近所の人が帰ってしまうと 二人でお通夜をするのです 蝋燭の火をともして 悲しみでいっぱいですが、ばあの顔を見ていると・・・ 楽しかった思い出が 次々に浮かんできて ばあが歌ってくれた歌を思い出します ばあはやさしく 孫を育ててくれたのですね 中国の生活ぶりが和歌山静子さんの絵でよく分かります 切り絵も綺麗ですね ばあは 働き者で、親がいない孫を悲しませないように大切に大切に育ててくれたのですね 思い出をいっぱい思い出して 死を弔う お通夜 子どもたち二人ではちょっと淋しいけれども、綺麗な花びらとアシ笛で送るという二人のことを思うと 涙しますね 人の死・・・・ 私もおばあさんを送ったところなので 共感しながら読みました
投稿日:2013/03/17
おばあさんのお通夜の場面から始まります。 亡くなったおばあさんをしのんで、子供たちがおばあさんとの楽しい思い出を回想していくお話です。 おばあさんしか身寄りがいない子の子たちはこの後どうなるのでしょうね・・。 お葬式の辛い場面を、子供の気持ちでうまく表現している一冊ですし 死を扱う絵本としてもとても秀逸だと思いますが、 私はやはり人の死だけは、絵本では疑似体験できないと考えています。 身近な人・大切な人が亡くなった時に読み返してみて 初めてこの子供たちの気持ちがわかるのではと思います。 大人が読むにはとてもいいお話だと思いました。
投稿日:2012/11/12
作者紹介を見ると、この方は中国で児童文学のリーダー的存在だそうです。 お話は大切な家族で、子どもたちの保護者である《ばあの死》をあつかっています。 中国は広いので、国内でもいろいろな葬式のパターンがあると思いますが、この地域では、一晩家族がそばについてお弔いをするようです。 この絵本を読んで、すごいなぁと思ったのは、亡くなったばあが孫たちにわらべ歌をいっぱい教えてくれた。というくだりです。 こういうところはやっぱり同じアジアの民族性なのでしょうか。 日本でも一昔前まではおばあちゃんやおじいちゃんが子どもたちにわらべ歌や子守歌、昔話などを聞かせてくれたものです。 (わたしのおばあちゃんは、あまり歌はうたってくれた記憶はありませんが、昔話は聞きました。) 和歌山静子さんの絵が、とっても物語に合っていました。特にごつごつした畑仕事をして働いているなと、一目でわかるばあの雰囲気は素敵でした。 「死」を扱う作品は子どもたちに薦めるとき、とても難しいですが、 この絵本には怖いもの・悲しいものだけでない何か、残された遺族たちの「送る気持ち」も大切に描かれています。 感情が多感な子さんや怖がりのお子さんに、あまり小さいうちにお薦めするのはどうかと思いますが、 小学校2,3年生くらいからなら逆に読んであげたいなぁと、思いました。
投稿日:2011/12/20
おさない兄妹の、唯一の身内だったおばあさんが亡くなってしまいます。 幼い兄妹は、二人だけでお通夜をします。 そして、二人はおばあさんのあたたかい思い出を思い出していきます。 亡くなっても、心の中に思い出は行き続ける、その思い出は、あたたかく包んでくれます。 そして、今まで苦労をしていたおばあさんは、ゆっくり休める世界に行くのだから、 悲しまないで送り出そうと考えます。 日本では、ありえない設定だと思います。 でも、悲しい別れを、この本を読んで乗り越えられるように、なってもらいたいと思います。 大人になっても、この本を忘れないずにいてもらいたいです。
投稿日:2006/10/21
う〜ん、評価に迷います・・ 表紙のかわいらしい雰囲気から手にとりました。 のっけから「ばあは、死んでしまった。」と始まります。 人の死を扱う作品は最近増えてきたのでさほど驚きもしませんでしたが、 残された幼い孫2人で通夜をするというのです。 村の人々が帰っていき、冷たくなったばあと一夜を明かす。 真っ暗な中での2人悲しみ、恐怖が描かれ、 「死」=怖いものとのイメージができあがってしまうようです。 少しずつ時間が過ぎると2人は、ばあが元気だった頃をいろいろ思い出し、 ばあに心からのお別れをしようと決意します。 後半はそんな2人の心の変化から明るい色調の絵になります。 中国の方の作品なので、「死」の儀式として日本と違う部分があり 子供はどう受け止めるのでしょうか? ばあのことを思い出すシーンはていねいに描かれており、 子供たちの思いがとてもよく伝わってきますが、 通夜の場でばあの生前を偲ぶことを幼い子供にさせなくても・・と思ってしまいました。 文章もわりと多いので作品は読み物として高学年くらいで読んだらいいかと思います。 絵のイメージが強く残ってしまい、あえて、 絵本という形にしなくてもよかったのではという気がします。 息子は前半が怖くて、後半まではついてこられませんでした。
投稿日:2006/10/14
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