挿絵はカレル・チャペックのお兄さんのヨゼフによるものです。
絵が好きで本を買ったのですが、すっかりお話しの虜になってしまいました。
とにかく、子どもが読んでも大人が読んでもおもしろい!
(お子さんが1人で読む場合は、小学校高学年むきだと思います)
突拍子もない、破天荒なストーリー展開で、このままなしくずしで終わってしまうのかと思いきや!しっかりと先にばら撒かれた伏線が最後に回収されます。
要するに、ざっくり書かれているようで実はしっかりと組み立てられているストーリーに、いつのまにか取り込まれてしまっているということ!
こう書くとまるで推理小説みたいに難しいような気がしますが、そこはそれ、さすがカレル・チャペックのこと、子どもに親しみやすいモチーフを使い、抵抗なくすなおに、いつのまにか読めてしまっているのです。
大人は童心に返り、子どもは想像の世界にワクワクします。
ぜひ一度は読んでみてください。