同じ登場人物(妖怪)で、絵本と読み物の両方が出版されるとは、面白い試みだと思いました。(絵本は数え歌で、読み物はおはなしですが)。きっと、それだけ 人気があるということなのでしょうね。
普通ではありえない妖怪の世界を背景に、子ども二人が、拍子木を鳴らしながら、淡々と数え歌を 歌って歩いていく様子が面白いです。毎年、年末に町内会で、「火の用心〜!」と拍子木を鳴らしながら、町内を回るのですが、子どもたちの中で、この数え歌が流行れば、今年の年末は、いつもと違う「火の用心〜」になるんじゃないかな?そうなったら面白いなぁ〜。
私は「妖怪一家 九十九さん」シリーズを知らなかったので、そちらも読んでみました。お話を知っている方が、絵本を楽しめると思います。絵本を気に入った子どもさんで、お話の方も楽しめる年齢の子どもさんには、ぜひ、読み物の方も併せて読んでほしいなと思いました。