「なくしものくじら」 みんなの声

意地悪をされても親切で返す、意地悪をされても親切で返す、このくりかえしの気持ちが、人を変える秘訣かもしれません。
なくしものくじらというファンタジーにこめた、作者の想いが、私自身の心がなくしていたものを教えてくれたような気がします。
不思議だけど素晴らしいくじらでした。
そして、ゆうきくんのお父さんのような存在になりたいと実感しました。

田中さんの絵が気になってお借りした作品でした

げげげ・・・文字が多い（笑
そうしたら、絵本大賞受賞作品とのこと
後から田中さんが絵を担当したのかしら？？？

鉛筆での細密画のクジラの絵を以前見たことがありました
そのイメージとにているような
でも、こちらはカラフル
「なくしもの」の「くじら」？？？って
何だろう

最初から、友達からのいじめ　で始まります
う〜ん、ここから、くじら？？？
と、不思議に思いながら読み進めると
お父さんから「学校に行けるように」？？？
不思議くじらのキーホルダーをもらうのです

ところが・・・、またいじめか・・・

お父さんにきちんと話すところ
そして、お父さんからの言葉が素敵ですね

ちょっと道徳的？偽善的？にも
感じてしまう所もありますが
優しい気持ちになれるところは、素敵です

イジメって、ちょっとしたボタンのかけ違いから
始まるようなところもあるような気がします
このような絵本をみんなで見て
友達同士で、クラスで、家族でー
話し合うのもいいかもしれませんね

今まで、気づかずにいた私ですが、”意地悪されたら、親切で返すこと！”に、衝撃がはしりました。正に、その通りだと思いました。この言葉を真摯に受け止め、孫たちに言い伝えたいと学びました。ゆうきくんやたかしくんのように親友になれるように孫たちもお友達関係で悩んでいたら、この絵本を読んでやりたいと思いました。

第８回えほん大賞ストーリー部門の大賞受賞作品。
ゆうきくんはいじめられっ子。
いじめっ子のたかしくんに靴を隠されて、とうとう登校拒否の気持ちになるのです。
その時、お父さんが渡してくれたのが、「なくしものくじら」というキーホルダー。
無くした大事なものを見つけてくれるというのです。
その効力はすぐ現れますが、ここから「なくしものくじら」が活躍します。
このキーホルダーの存在感がいいですね。
そうそう、お父さんの経験談も説得力があります。
意地悪されたら、親切で返すこと。
なかなかできないことですが、その後の展開を目の当たりにすれば、
きっと納得するはずです。
そして、ゆうきくんとたかしくんの友情の行方。
「なくしものくじら」の造形が素敵です。
何かに気づかせる役に徹しているというか…。
そう、一番大事なものを見つけたんだね。