たろうがお部屋がほしいといいます。するとママは古いじゅうたんを渡して、これがたろうのおへやよと言います。さっそくたろうは階段の下にじゅうたんを敷きます。するとネコのみーやがやってきて、窓があったらいいと言い出すのです。そこで、窓辺にお引越し。今度は犬のちろーが僕はおうちに入れないからつまらないと言います。そこで、今度はいぬ小屋の前にお引越し。そんな具合にあちこち移動して、最後はさくらの木の下がたろうのお部屋になりました。お友達のまみちゃんも来て、皆でケーキを食べました。
とにかく、このママに脱帽です。子供がお部屋がほしいと言って、ないからだめよと言うのは簡単ですけれど。古いじゅうたんを貸してあげるなんて。「ない」「だめ」と言うより、親も楽しいし子供はもっと楽しい気分になりますよね。
「たろうのおでかけ」のメンバーが総出演なので、娘は大喜び。おでかけでは本文に登場しなかったまみちゃんもケーキを持って遊びに来ます。この絵本も何度も読まされた組です。
子どもが真剣に聞いてきたことは、すぐに「だめ」と言わないでいろいろ方法を考えて答えてあげたいそう思いました。