いやはや、もう、いいとかわるいとかじゃないです。
加古さんが新作を描いてくださるというだけでもう
涙が出ますね。本当に。
月刊絵本では、作者のことばが付録で読めるので
これがすごくいいんです。
ハードカバーになるとないですからね。
この言葉がまたいい。
戦争を体験したからこその重み。
そして、この絵本はその戦争のときの気持ちを
癒したお寺を舞台に描いたとのこと。
もうね、重みが違うわけですよ。すべての。
戦争反対とか言うことの重みが違う。
今でも新しいものを発信し続けてくださる
加古さんに感謝です。
この絵本では、だるまちゃんとにおうちゃん
(におうちゃんっていうキャラが微妙ですが
もうそんなこと関係ない!)
が力比べをするのですが、その比べ方がなんとも
素朴で、でも、今だって十分楽しめるゲームで
心がほっとしますよ!
すぐに血がぶしゅーとか出る闘いとか
そんなものとは無縁です。
【事務局注:このレビューは、「だるまちゃんとにおうちゃん」こどものとも 2014年7月号 に寄せられたものです。】