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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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チキン!」 みんなの声

チキン! 作:いとう みく
絵:こがしわ かおり
出版社:文研出版 文研出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2016年11月30日
ISBN:9784580823020
評価スコア 4.67
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  • こ、こ、これは・・・
    すご〜い!!

    小学6年生の世界
    女子集団、力関係の怖さは
    変わらないような(笑

    いとうみく氏の作品は
    現実に本当にありそうで
    大変な目にあってても
    筋を通す人や心温かい人が居て
    内容的にも芯がとおっていて
    読後は、必ず爽やかな気持ちにさせてくれます
    私は、大好きです

    主人公の「日色」くんは
    いまどきな男の子かも
    出来れば、争いは避けたい
    余計なことには関わらないように
    ナンに関しても逃げ腰です
    でも、そうなったのには
    それなりの理由があるんです

    その日色くんの日常が
    転校生の凜ちゃんが来て
    ガラリ!と変わってしまいます

    でも、変わったのは、日色くんだけではありません

    凜ちゃんが滞在したのは
    そんな長い期間ではないのです
    それなのに、こんなに心を動かされ
    周囲の人を動かすなんて!!

    なぜ「チキン!」なのか
    これも、笑っちゃいます

    苗字の「日色」も意味あり

    現実世界でいろんな事情で悩んでいる子どもも
    多いかと思います
    是非、いとう氏の作品で
    元気・勇気・ユーモア・暖かさ・変わる自分!
    を、感じてほしいです

    小学5・6年生みんなに読んでほしいです!!
    親御さんも!!

    投稿日:2017/02/19

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  • 高学年の子供の葛藤を描く

    無難に無難に、目立たずに生きていたい主人公・日色拓と、母と約束したから・・・と頑なになってしまっている真中さん。
    真中さんという存在は、他の女の子達からすれば煙たいもので、男の子達にとってでさえ異質に感じるであろう姿に見えました。

    高学年の中で、様々な自己主張の強くなっている子供達が、自分達なりに折り合いをつけていこうともがく様子が眩しく、でももどかしく感じられました。
    ある程度出来上がっていたクラスのカラーに、じわじわと波紋を広げた真中さん。
    でもだんだんと浄化されるかのように、カラーが変わっていくのが感じられ、最後はすがすがしささえありました。

    日色くんの中に芽生えた新たな心持ちと、新たな気付きを得た真中さんの交流が楽しみになるラストでした。

    投稿日:2021/05/24

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  • 考えさせられます。

    高学年の読書に最適な1冊です。
    親である立場の私、我が子にもし相談されたら、どんな方法を話すだろうか、正義を貫くか。。。見て見ぬ振りも仕方ないとと目をつぶることも大切だと教えるか。。。
    すごく難しい、難しずぎるなぁと思います。
    大人の世界でも、後者がほとんどで世の中成り立ってしまっているところもあるのが現実ですものね。
    カッコいい!!と思いながら私自身にもできないな〜と凛ちゃんについて思いました。
    こういう本を読んで、子供も大人も色々考えてみることに意味があるのかもですね。

    投稿日:2019/09/08

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  • 間違っていることを間違っていると

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子6歳、女の子4歳、女の子0歳

    転校生の女子、真中さんは間違っていることを間違っていると言う子ですごいなーと思いました。なかなかこれが難しいのですよね。
    波風を立てずに生きていきたいと思っている主人公は彼女にチキン呼びされてしまいます。そこで反論しないのがやっぱりチキン?と思いつつ。なんだかんだで彼も周囲も彼女の影響受けているよね。いい感じの。
    実際、なかなか厳しい生き方だとは思うけど、かっこよさは感じました。

    投稿日:2017/09/13

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  • 絵が見えてくるおはなしです。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子21歳、女の子17歳

    いとうみくさんは「かあちゃん取扱説明書」で知りました。
    この「かあちゃん…」も発想が面白かったです。

    今回は主人公が小学校6年生なので、高学年向けのお話です。
    タイトルも言葉遊びのような登場人物の名前も考えたな〜と、思いました。
    少し前なら「こんな名前ありえないよ」吐き捨てるところですが、最近はキラキラネームが普通のお子さんたちに当たり前についているので、その辺は違和感なかったです。

    物語の展開がよく、絵が見えるお話だな〜と、思いました。
    小学生でも女同士のやり取りは結構怖いです。子どもだからこそ、歯止めがなくなるんですかね。
    主人公の拓は、自分ではおそろしいまでのトラブルメーカーだと勘違いしています。

    ところが彼のいるところで、見ていて痛くなるような友達同士のいざこざが始まると、
    拓は何やらやらかしてくれるのです。
    決して本人がそうしようと思っているわけではないところが好感が持てます。
    その拓の、うっかりやらかしてしまう行動のおかげで、場の雰囲気が変わることを拓は知りません。そこもいいです。
    ヒーローらしくないヒーロー、いいですね〜。

    ページ数はそれほど多くなく、テンポの良い作品なので、文字を読むのが苦手な子たちでも比較的読みやすそうです。

    投稿日:2017/05/29

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