〈ジプシーの昔話〉というサブタイトルに惹かれて読みました。
農奴のように働く主人公の姿におや?と思ったら、やはり旅に出かけました。
行く先々で、親切なジプシー。
助けたお礼にもらったものを袋にしまい、ついに出会った理想の女性。
それが一国の美しい王女。
それも、かなりハードルの高そうな問題が、・・・・・・。
王女とのかくれんぼで見つからなかったら、夫になれるということで、袋にしまっていたものを取り出し、挑むジプシーでしたが、・・・・・・。
王女の持つ、世界中のものをなんでも映し出す魔法の鏡。
この鏡によって、連敗するジプシー。
ですが、最後に王女の鏡に映ったのは、王女の心の中。
王女自身気づいていたことを改めて鏡に教えられ、王女は初めて素直な行動に出られたのでしょう。
そうなると、もう鏡は必要ないのでしょうね。