「走れ！みかんのかわ」 みんなの声

タイトルにひかれ、手に取りました。
ある日、みかんの「かわ」が目覚めると、みかんの「み」がいなかった！「み」が「かわ」から抜けてぽんと飛び出し、遊びに行ってしまいます。
食べられてしまったら大変！と「かわ」は必死で「み」を探します。
「かわ」と「み」が別人格だなんて、すごい発想だなとびっくりしました。
シュールで、スリリングで、めちゃくちゃ楽しいです。

あるものを追いかけて走るみかん…いいえ、みかんの皮。そう、この絵本はみかんではなく、みかんの「皮」が主人公というなんとも斬新な切り口にとても驚かされました。途中リンゴやバナナ、馬などと遭遇し、最後に出会ったのは…？
固定概念に囚われずにストーリーを楽しめる作品で漫画家の吉田戦車さんが描く心温まる冒険ストーリー。
皮は身がないと生きてはいけないというところが、２歳の子にはピンとこなかったものの、身を探しながら皮が走るシーンに子どももどっぷりハマって果物たちと一緒に走っている気になっていました。何度も読んでと持ってくるほど気に入っていました。

マンガ家の吉田戦車
「伝染るんです」の吉田さんの絵本
ミカンのみがなくなった　　　　皮が　みかんの実を探しに行くのです

そしたら　ピーナツも　バナナもみが　どこかへ行っちゃって　バナナの皮は今にも死にそう　
皮の立場で絵本が作られていて　発想がおもしろい
人間の子に　拾われていて・・・・　食べられそうと思いきや
「お母さんに　おちてるもの　拾って　たべちゃだめって　いわれてる」人間の子は　なんと　お母さんの言いつけを守っているのですね
おなかがぺこぺこでも　我慢できるんですね

おや？　ピーナツやバナナはどうして見つけられたのでしょう？
ちょっとそこまで　お話がほしかったです
残念・・・・・

吉田戦車さんの絵本ということで読んでみました。
みかんの皮の中身だけ逃げちゃってたいへん！追いかけろー！
戦車さんらしいですねー。娘さんのために書いたお話なのかな？と思ったり。
このお話に出てくるこどもがなんだかうちの子とイメージが重なりました。
こどもも気に入った様子。

「あ〜〜〜！！！　　みがいなくなっちゃった！！！！」と、みかんの皮がみを心配して、「あいつら〜〜〜！そとのせかいは　あぶないんだぞ！」と、走り出したのが、まるで過保護の親みたいで、にやけてしまった私でした。途中では、林檎やバナナにあい、馬やサルや、虫たちがいる野原をどんどん行くのも絵も面白くて楽しくてそんな光景に笑えました。サッカーシューズを買ってもらって走るのに自信をつけて毎日走ってる孫に重ねて読んでました。