「さむがりやのサンタ」 みんなの声

このサンタ氏は、実に人間くさいのです。あー寒い、寒い、とブツブツいいつつプレゼントを配り、入った家に、たまにウイスキーがあったリすると、おっ、気がきいてるよ、と泥棒みたいな、サンタです。サンタが、寒がりやであるという設定がいいですね。
　イギリスっぽさがたっぷりの読んで得する本だと思いますよ。

やさしいサンタさんのイメージとは違って、とても頑固で気難しくて人間くさいサンタさんです。読み手にはコマ割がややこしく、最初に目を通してから読む必要があるかもしれません。

　正直読むほうとしては、絵が細かく漫画みたいなので、読みずらいです。　　でも子供にとっては、大好きなサンタさんの、大忙しの24日の一日を見ることができたり、絵のきれいさ、楽しさに引き込まれるようです。
　小さい子なら、親が絵を見てアドリブで少し言葉を足したりすると、毎日違う発見があるかも・・・
　ちょっと大きい子（年中ぐらい）なら、いっしょにみながら子供からの発見、言葉を待ってみたらどうでしょうか？
でも、読みなれてないと大変なので、予習をしっかりと！

この本に出てくるサンタさんはいわゆる｢やさしいサンタのおじいさん｣ではなくて寒い冬が嫌いでコニャックが大好きというユーモラスなサンタさんです。なんといっても出だしが｢やれやれ、またクリスマスか｣ですから笑えます。
本文はなくてサンタさんのせりふでストーリーが進みますがせりふ自体も少ない。絵の背景を見て楽しむといった感じです。
家の娘はサンタさんの家のクロネコが大好きで背景から猫を探して楽しんでいます。娘はクリスマスの時期だけでなく一年中読んでいるようです。絶対楽しめます！

絵本というより、外国のマンガのイメージ。せりふは少なく、絵を見て楽しむ感じです。サンタクロースは『やさしくて朗らかなおじいさん』とお思いでしょう。しかし、実は違います。寒がり屋で怒りんぼ。いつも不満いっぱいのおじいさん。そこが人間らしくて大好きです。とにかく絵がきれい。大人と子供、一緒に楽しめます。

プレゼントを配るクリスマスの一日を描いている絵本です。
普通、「サンタさんは世界中の子供たちを愛しているやさしいおじいさん」だけれども、この本は少し頑固者っぽいおじいさんで、イメージを覆されるところが面白いです。
漫画のようにコマ割になっているので読み聞かせをするのは少し難しいです。