「ぼくにもそのあいをください」 みんなの声

今まで大暴れしていたティラノザウルスが子供恐竜の純真な気持ちにふれて、自分も優しくなるという心温まるお話でした。『おまえうまそうだな』と同じく終盤には悲しい別れがあり、最後は涙をこらえながら子供に読んでいました。
３歳の子供は、ただの恐竜のお話としか感じてなかったようです。もう少し大きくなったらまた読んであげようと思いました。

　子供も私も大好きな　ティラノサウルスシリーズ第５弾！！

　自分は強い・自分は力がある。そう信じて生きてきたティラノサウルス。
「力の強いものがいちばん」ティラノサウルスの考えは、まわりのみんなの考えになり････
　やがて年老いて力のなくなったティラノサウルス。
今までの自分の考えは正しかったのか？？
　トリケラトプスの子供と出会い、ふれあい、そしてやさしい気持ちが芽生えてきたティラノサウルス。
　自らを犠牲にして、トリケラトプスを守り･･･

　悲しい悲しい結末。
でもこのシリーズいつも切ない思いをしますが、今回は最後にジーンと心が温まります。
　
　ティラノサウルスはもういないけど、ティラノサウルスが伝えたかった、大切な大切な思い。
「いちばん大切なものは力ではなく･･･」
　命がけで守り抜いたトリケラトプスの子供に、ティラノサウルスの思いが通じていた。
その思いは、父となったトリケラトプスから、その子供へと受け継がれていく。
　いつも孤独だったティラノサウルスですが、トリケラトプスの心の中で行き続けられる。
　
　それがうれしい、悲しいけれど心温まる結末でした。

シリーズ５作目ですね。
またまた、涙があふれてくるのをこらえながら読みました。
力以上にもっと大切なものは愛であることを体をはって教えたティラノ。
流れ星が流れたときは本を読むのがつらかったですね。

このおはなしも非常に感動したのですが、私のもっとも共感できる愛は「あなたをずっとずっとあいしている」だったので、今回は４つ星にします。
男の人の愛ってこんな感じなのかなと漠然と思ったのですが、どうなんでしょう。

シリーズを通して子供に一番人気だったのは、ちょっと笑いの要素もある「おまえうまそうだな」でした。
シリーズ通して同じような話かと思ったのですが、読んでみると違います。またシリーズすべてにヘビーに感動したものも初めてで、５冊読んでよかったと思います。

ティラノサウルスシリーズの五作目です。

ちからこそ全てと信じていたティラノサウルスが、トリケラ

トプスの子供達と接するうちに、あいが一番大切なんだと気

づくというストーリーで、それだけでも十分な内容です。

それだけに終わらないのが、宮西作品の凄いところで親子愛

も描かれています。

そして、最後の頁の「ぼくにもそのあいをください」という

くだりに至っては、もう泣くしかありません。

辛口評論家の６歳の息子曰く、「この本　凄く良い」とまで

言わしめた絶対オススメの作品です。

子供だけでなく、大人も十二分に楽しめます。

何度読んでも、また読み返してしまう絵本です。
深い、とても深いストーリーですね。
力こそがすべてと思っていたティラノサウルスも年老いると
まわりの態度が変わってきました。
力で上りつめた者の人生の末路。。悲しいね。
それでも≪気づき≫があれば幸せになれると信じたい。
このティラノサウルスのように。。
愛がすべてだとは言いませんが、
子ども達には、たくさんの愛を受け取って欲しいと思います。
今の長男がこの絵本を理解できているのかどうかはわかりませんが
何かを感じ取っていることは確かなようです。
これは何度も何度も手にとって読んで欲しい絵本ですね＾＾☆

子供が見つけてきて、一緒に読みました。
このシリーズは、涙がこぼれてしまうので、もちろん、家で、です。

最初のほうの、ティラノサウルスの乱暴振りには、驚きました。
「ちからがいちばん」という暴君ぶり。

でも、トリケラトプスの子供たちを守ろうと必死になっているティラノサウルスにほろっとしました。
そして、「いちばんたいせつなことは・・・」と、最後まで言えなかったティラノサウルス。
でも、その愛をしっかりと受け止めているトリケラトプスの子供に、じ〜んとしました。

私は、子供と一緒に、読みながら、涙ぐんでいました。

ティラノサウルスシリーズは飛び飛びでしか読んでいませんが、
大きくて凶暴なティラノサウルスという設定で、
様々な出来事を通じて、いろいろな心・行動の変化が胸を打ちます。
今回は「この世は力があるものが勝ち」という定説が揺さぶられます。
老いたティラノサウルスは弱くなった上に、
トリケラトプスの子ども達の素直で優しい心に触れ、
一番大切な愛に気づきます。
自らその愛を実践したティラノサウルス。
そしてその愛はしっかりとトリケラトプスの子どもに連鎖してゆきます。
いつもながら心にジーンとくるのは、
やはり愛の力が描かれているからでしょうか。
親子の姿も素敵です。

大好きなティラノサウルスのお話・・シリーズ続くたびに心がツーンとくるんだけど・・今回のは不覚にも本屋さんで泣いてしまって・・そのまま買いました。何度読んでもなけるので読み聞かせは無理だ〜と思っています。
でも・・買って大正解！子供たちも一人で読んでみては、ジーンとしているみたいだし。何度でも読みたくなるから、手元にあると幸せ。
私も『そのあいがほしい！』そして子供たちに優しくなりたいなぁ・・・

ティラノサウルスシリーズは大好きです！
この本は、ずばり愛をテーマにしていますね。
他のティラノサウルスシリーズも、愛があるから感動するのだなぁと納得しました。

無邪気なトリケラトプス達がとても可愛かったです。

少しお話が長くなっている気がします。
読み聞かせの年齢に気をつけるといいかもしれません。
いいお話なので、途中で飽きてしまったら母としてはとっても悲しいから。

絵本を読み終えると子供達は号泣でした。最後にティラノザウルスとさよならするのが耐えられないようでした。年齢によって理解が違ってくるのがとてもいいと思います。大人になった自分はこのシリーズが大好きですべて購入しています。切ない気持ち、思いやる気持ち、を子供たちが理解できる年齢になるのがとても楽しみにさせてくれる１冊です。