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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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フレデリック」 みんなの声

フレデリック 作:レオ・レオニ
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1969年
ISBN:9784769020028
評価スコア 4.44
評価ランキング 11,427
みんなの声 総数 113
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113件見つかりました

  • 意味があること

    娘は、以前どこかでこの本を読んでもらったことがあったらしく、
    図書館で見つけて、大喜びだったので借りてきました。
    レオレオニ独特の、わかりやすく、なんともいえない温かみのある絵とは対照的に、
    内容は実に哲学チックです。
    3歳の娘は、その辺まで理解はできてないようなのですが、
    ただ、ちょっととぼけた表情のネズミ達がかわいくてならなてようです。
    みんなが冬篭りのために働いている時に
    フレデリックはフレデリックにしかできないやり方で
    冬篭りの支度をしている・・・。
    そんな社会では「逸脱行為」と捉えられがちなことも
    最後には理解されるというラストは救いです。

    投稿日:2008/01/23

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    1
  • 生きるために必要なもの

    字が読めるようになるずっと前から、
    家の本棚にひっそりとあった本です。
    字が読めるようになってすぐ、読み始めました。

    昔は意味が分からない部分も多かったです。
    「しじん」ってなんだろうって…

    でもなぜかとても好きでした。
    レオ・レオニさんの絵の持つ吸引力と、
    谷川俊太郎さんの書く、簡単で美しい文章の力だと今は思ってます。

    この歳になってこの本の持つ魅力をあらためて感じています。

    人は食料だけでは生きられない。
    美しい絵や詩や文章や音楽によって人は生きていけるのだと、
    知っているのはフレデリックだけだったのです。

    そんなフレデリックのおちゃめな魅力は、
    きっと子どもたちにも伝わると思います。

    投稿日:2006/12/14

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    1
  • 哲学的なフレデリック

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    フレデリックはちょっと変わったねずみ。
    仲間のねずみが冬支度しているというのに、
    じっと座り込んでいる。
    何をしているのか聞かれても、
    おひさまのひかり、いろ、ことばを集めている、
    と答えるのです。
    でも、その威力は冬、在庫が尽きた時に発揮されたのです!
    なんとも哲学的なフレデリックのはにかみがキュートです。
    フレデリックの、微妙な表情と存在感がとても印象的な作品ですね。

    投稿日:2006/06/14

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    1
  • とても想像力をかきたてられます

    娘が3歳くらいのときに絵本カーニバルで一緒に見た絵本です。まだ少し早いかもとは思いましたが、娘がとても気に入って買いました。
    レオ・レオニの絵本はスイミーくらいしか知らなかったのですが、このお話は深いところにぐっとくる内容で、フレデリックが語るときには、私も娘も心の中で季節の色を想像したり、ねずみたちが寒さを感じたところでは、私たちも寒いような気になったりで、こんなに絵本の力はすごいのか!と感動した作品です。
    人と違ってもいいんだという内容は理解しにくくても、いずれもう少しおおきくなれば理解できるだろうと思えるし、小さな子でも心の中の世界はいっぱい大きくしてあげたいからこんな絵本をたくさん読ませてあげたいなと、心の底から思いました。

    投稿日:2003/10/09

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    1
  • 人と違うということを、長所にできる力!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子9歳、女の子7歳、女の子2歳

    絵本ナビの金柿パパがおすすめしてたので、ぜひ読んでみたいと思っていた本です。
    国語で「スイミー」を勉強した長女(小2)が、「レオレオニーさんだあ!」ととびついてきました。
    仲間が働いてる時に、一見さぼってるようにみえるフレデリックに対して、感じ方は人それぞれでしょうが、何度も読むうちに、こういう生き方もある、ということがわかってくるんじゃないでしょうか?
    人とちがったことを考えたり、したりするのは、はばかられる世の中ですが、自分の信じる道をズンズン行く人って、やっぱり大物になれそうですよね。
    我が子にも、無理に人に合わせるのではなく、自分の考えをきちんと伝えられる人になってほしいな。また、人と違ったことを考えたり、行動したりする人を排除するのでなく、共存できる人になってほしいです。
    人と違うということを、長所にできる力を持てるよう、このお話は応援歌になってくれそうですね。

    投稿日:2003/10/03

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    1
  • 形ないものへのまなざし

    • 佐保姫さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子1歳

    みんなが一生懸命働いているところ、一見ぼーっとさぼっているようなフレデリック。でも、実はさまざまなこの世界の美しさを感じ、暗い冬にみんなに伝えようとしていた。

    皆さんも感想に書いているように、子供の読み聞かせには誤解されそうで、ちょっと考えてしまうかもしれません。
    ただ、我が家は主人がこういった仕事をしているもので、主人の仕事を理解させるのには丁度いいと思い読み聞かせています。
    モノを生み出す仕事の大切さを子供に話すのしやすいと思うのですが、精神や心を豊かにする仕事の意義を説明するのはなかなか難しいです。そのため、この絵本は格好の説明材料になってくれそうです。

    形あるものを得ようと働くことは勿論尊いことです。でも人間は目に見えないものがなければ生きていけないです。そのことをつい忘れがちですが、そうしたことをみんなに思い出させる仕事もあるわけです。

    勤勉に生きようといった内容の絵本やお話は沢山あるので、(「アリとキリギリス」など)この「フレデリック」を読み聞かせても十分そちらで、カバーできると思っています。ですから、こういう内容の絵本はとても貴重ではないでしょうか。

    昔、私が小さかった頃、結局世の中最後は農業が残ると思っていたことがありました。最後は食べるものだと。そう言った私に母は「そうだね」と。でも、いつか娘にこう問われたら、そうね。もちろんそうよ。でも、人間はモノだけを追って生きると空しくなってくるものなのよ。と答えるつもりでいます。

    投稿日:2003/01/29

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    1
  • 松居直さんの「NHK人間講座 絵本のよろこび」で紹介されていたのを見て、読んでみました。先に詳しい解説を聞いていたからかもしれませんが、とても楽しめました。

    ただ子どもがきちんと受け取らないと、変にフレデリックのマネをして屁理屈が上手になってしまうのではないだろうか(「光を集めてるの」なんて言って掃除をさぼったり)・・・そんな心配をしながら読んできかせています。

    投稿日:2003/01/29

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  • ちょっと理解しずらいかな・・・

    • たまっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    ねずみたちは冬に備えて食べ物を集めていた。でも、フレデリックだけは違っていた。何にもしないで座っている。「なにしてるの?」と聞くと「長い冬のためにおひさまのひかりをあつめているの」「いろをあつめているの」「言葉をあつめているの」と言いました。そして冬が来てそのうち食べ物も無くなりかけたときフレデリックは動きました。みんなに集めたおひさまの光りをあたえ、いろをあたえ、そしてお話しをしてみんなを喜ばせたのでした。結局みんなを喜ばせたけど、フレデリックが光りやいろを集めているときの絵がただぼ〜っとしているように見えるので(何にもしてないように見える)子供がどう感じるのか気になります。だからまだ子供に読んであげてはいません。

    投稿日:2002/06/20

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    1
  • 大人の絵本

    フレデリックのグッズは見たことがありましたが、絵本を読んだのは初めてでした。
    子ども向けではなく、大人向けの絵本だと思います。
    フレデリックが巣穴にこもっているときに話し始めたことは、なかなか子どもの頭では想像しづらいのではないでしょうか。
    4才の息子にも読み聞かせましたが、息子には難しいようで、なんの反応もなく、さら?っと聞き流していたように見えました。

    投稿日:2024/02/27

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  • 理解を深めたい

    とても難しいお話だったと思います。
    私自身、はじめて読んだ際には、どう解釈し受け止めれば良いのか、よくわかりませんでした。
    まだ十分な理解はできていませんが、何度も読んで、理解を深め、しっかり味わいたいと思っています。

    投稿日:2021/05/27

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