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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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えほん 東京」 みんなの声

えほん 東京 作・絵:小林 豊
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,650
発行日:2019年03月01日
ISBN:9784591162200
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,417
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  • 少年が祖父と一緒に東京のあちこちを歩き回る話。
    春夏秋冬、それぞれいろんな地域で、素敵な行事や、昔の生活を偲ぶ。

    1946年、東京に生まれた筆者。巻末に東京に対する思い入れがつづられている。町がどんどん変わっていくことを体験し、昔見聞きしたことがどんどん消えてなくなったり、変わっていったりするのを、どんな思いで見ているのかが、作品のあちこちからわかる気がした。

    本書では明治時代ごろ?か、ちょんまげを結った人が登場したり、歴史的な出来事に遭遇したりする。
    退屈していた現代人の孫が、祖父と一緒に散歩に出かけた時、身近な場所からいきなり時代があいまいになって、昔の風景に迷い込む。少年は意外と面白がって、あちこちを見て楽しむ。
    老人には見えていた風景が、いつの間にか少年にも見えるようになって、よそよそしかった二人は急速に心の距離を縮めていく。同じ風景を見ることで、共通の思い出ができてくる。そのことが少しずつ重なり、二人の関係が良くなっていく。このように「同じ風景」を見たり、同じ空間で同じ体験をすることが、きっと人間の成長やよい関係づくりに必要なのだろう。

    最後の方に、老人が自分の親に再開する場面がある。
    孫ができて、年老いた自分よりも、ぐっと若い両親に出合った時、実年齢を忘れて「子ども」に戻ってしまった。
    泣ける場面である。会いたい人に会えた喜びと、現実に戻った寂しさと、いろんな感情が沸いてくる。長生きするのは決して楽しい事ばかりではなかっただろう老人の来し方を想像して泣けた。

    自分にご縁がある場所は、どんな歴史があるのだろうか?
    この絵本を読み終わった後、そんな風にご縁があって住んでいる地域について興味を持つようになった。
    大事な思い出や、いろんな人の人生を、この地域はずっと見守ってきていて、これからも見守っていくのだろうな。

    投稿日:2022/08/03

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    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    東京って、川を中心に成り立っていたんですね。
    東京に引っ越してきて、まだ1年経っていませんが、
    少しずついろんな観光名所を巡っています。
    子どもたちにも東京のことを
    視覚的に知ってほしいと思いこの本を読みましたが、
    歴史的なこともわかり、よかったです。
    今度、東京観光する際には
    川を意識してみてみたいです。

    投稿日:2020/01/22

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  • 今(東京)と昔(江戸)が混在している作品。

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子24歳、女の子19歳

    とても良かったです。
    タイトルは「東京」でしたが、読んだ気分的には「東京(江戸)」って感じでした。
    場所によっては今(東京)と、昔(江戸)が混在している街並みが、小林豊さんらしい情緒ある描き方で、違和感なく納得しながらページをめくりました。
    最後にある解説の折り込みページもよかったです。
    この作品は、少年とおじいちゃんの町探検記でしたが、ひょとするとここに登場するおじいちゃんのモデルは小林さん自身なのかなぁと、思いながら読みました。
    個人的に一番好きなページは、大川から見た東京駅のシーンでした。東京駅って、川のそばにあったんですね〜。今まで全く気づきませんでした。

    投稿日:2019/07/24

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  • 昔の東京

    おじいさんと歩いた東京は、まだ東京が今のように埋め立てが進まず、海がそばにあった時代でした。
    なんだか不思議な世界に入りこんだ気がしました。
    江戸から東京となって、大都市に移り変わる前の姿が、とても新鮮です。
    名残の残る旧跡と照らし合わせてみると、感慨ひとしおです。

    投稿日:2019/05/10

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  • 今は少し遠いです。

    江戸の町と現代の東京を1冊の中に見られることができる絵本です。
    私は関東で生まれ関東で育ち学生時代を東京で過ごしたものの、今は主人の転勤で関西に暮らしています。
    そういう身にとっては、この絵本は何だかすごく安心できるようなホームを思うような嬉しいものに感じました。

    投稿日:2019/03/28

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