『GRANDMOTHER FISH A Child’s First Book of Evolution』が原題。
はじめての進化のはなし、と副題にあります。
そう、子ども向けに進化論をやさしく語った作品なのですが、
専門用語を極力避け、繰り返しとオノマトペを駆使し、
まさに生き物の進化を体感できる作品となっています。
これなら、有名な枝分かれの概念も、ビジュアル的にわかりますね。
何より、進化論で重要な、少しずつの変化が積み重なって大きな変化となることが
すんなり理解できると思います。
巻末には、さらに詳しい解説が添えられており、
大人でも学ぶところはたくさんあります。
訳は、恐竜などの研究者、真鍋真さん。
このクオリティもうれしいです。
幼稚園児くらいから大人まで、素晴らしい科学絵本だと思います。