「クリスマスのまえのばん」 みんなの声

この「クリスマスのまえのばん」の文章は、アメリカの古典ということで、同じクレメント・ムーアさんの文章にいろんなかたが絵を付けていますよね。

クリスマスの前の夜、みんなが寝静まった真夜中に、窓の外からかすかに聞こえるソリの音・・・。
まさに、今では皆が思い浮かべるクリスマスイブの様子が、とても生き生きと描かれた文章です。

この本は、ターシャ・テューダーさんの絵で、他の挿絵とまた違う独自の世界で、とてもとても素敵です。
色合いを抑えた絵が、しっとりした雰囲気です。
クリスマスのインテリア、ディスプレイに使いたいくらい。
言葉でこの素晴らしさをお伝えするのはもどかしいので、ぜひお手にとって見ていただきたいです。

ターシャ・テューダーさんの絵本だったので選びました。彼女の生き方暮らし方にとても共感し尊敬しているのでこの絵本を手に取った時はとても嬉しかったです。彼女の丁寧な生き方がこの絵本の絵に現わされていると感じました。見るというよりは眺めていたくなるほどでした。お父さんとサンタクロースのやり取りがとても素敵だなと思いました。クリスマスは子供の為だけの物じゃないのだという事を再認識しました。クリスマスの季節にもう一度必ず読みたい絵本です。

ムアの「クリスマスのまえのばん」のじわりじわりと高まる、
クリスマスへの期待感あふれる詩に、ターシャ・テューダの繊細でファンタジーあふれる挿絵がとてもきれいにまとまっていて
まるで、外国の風景の中にいるような気持になります。
ひっそりと静まりかえった森の中で、星のあかりを眺める動物達、
サンタを待ち遠しくしてる家の中の人々。
細やかな中に、しっかりとした生活感も伺えて、その存在を身近に感じ取ることができます。
もちろん、クリスマスを演出してくれるクリスマスツリーもとっても豪華！
サンタの登場シーンもまるで絵画のようにファンタジーに包まれています。
クリスマスのまえのばんをしっかり表現したすてきな絵本です！

有名なムアの詩『クリスマスのまえのばん』。
いろんな方の絵がありますが、やはりこのテューダーさんの絵は一押しです。
彼女の他の作品同様、彼女が育ち、生活している情景が織り込まれていて、
どの場面もインテリアとして飾っておきたいような美しい作品です。
そして、画面から伝わってくるサブストーリーも素敵です。
もちろん、ここで登場するのは元祖のサンタさん。
毛皮をまとった小人のひょうきんなおじいさんです。
このおはなしのミソはお父さんが目撃者となっていること。
それだけで、とてもリアリティがあるんですね。