有名な『おむすびころりん』の絵本です。
梶山さんの再話と絵。決して漫画的でなく、概念的でもなく、そして嫌味なく勧善懲悪を実感出来ます。数ある『おむすびころりん』絵本の中で秀逸作品だと思います。テキストは方言だし、今の子ども達には意味の通じない言葉(しっぽをたぐって、ぬくいもの、とと、など)も所々に出てきますが,それもまた面白さを助長しているように思います。
1995年初版の絵本ですが、この初版本をつい先日入手しました。願わくば、表紙のタイトルが梶山さんご自身の筆であれば、もっと民話絵本の味が堪能出来るので…と思いました。