私が読む前から、二人の子どもは保育園で読んでもらっていて、二人とも大好きな本です。絵本ナビに寄せられた感想数の多さにも、びっくり。この本がどれだけよい本かがわかります。
私がこの本で思ったのは、読む自分がかんたになって、木の穴にすいこまれ、おかしな3人と好きなことをして遊べるということ。年齢は無制限にみな童心にかえって本の世界を楽しむことができるなんて、すばらしいですね。
おかしな3人とありますが、泣いたり笑ったり、心底遊んでいる姿は、子どものなかの子どもです。かんたが3人といっしょに遊んでいる姿をみて、私の中にうらやましさがこみ上げてきました。
かんたが3人にあうときにうたった歌をおぼえだせないというところ、かんたが少しずつ大人に近づいているということなのでしょうか。あんなに楽しい瞬間を味わうのは、一生に一度きりなのかもしれませんね。