こぐまちゃんの1日を通して、子どもたちがこの絵本で学ぶことはたくさんありそうです。
「おはよう」の挨拶から始まり、顔を洗って、歯を磨いて、お食事、金魚のえさやり、おもちゃのおかたづけ、うんち、おふろ、そして「おやすみなさい」の挨拶。何気ない1日の様子を描いた絵本に、子どもたちはなぜか、夢中になります。自分たちと同じことをしているこぐまちゃんに親近感を覚えるからでしょうね。
「みててみてて」というこぐまちゃんの言葉に、こぐまちゃんもこれらの生活習慣を覚えたてなんだなぁということが伝わってきます。この「みててみてて」は、子どものお気に入りの言葉。上手に出来たことをほめてほしいのですね。この絵本を見て、こぐまちゃんのまねをして、子どもたちは、生活習慣を上手に習得することが出来るかもしれません。
まだ、こぐまちゃんの動作がよく理解できない子どもにとっても、色鮮やかなイラスト・それに子どもが興味のある食事風景や動物のぬいぐるみなど、ストーリーを理解できなくても楽しめる要素がいっぱいの絵本です。