「としょかんライオン」 みんなの声

皆さんの評判も高く（ただし、初めて読む感動を味わいたいので、皆さんのレビューや紹介日記などは、あえて避けてきました〜！爆）ずっと読んでみたいと思っていた絵本！

ついに、買っちゃいました（笑）。
ふら〜っと、立ち寄った本屋さんで、何気なく立ち読みしたら、夢中になってしまい最後まで。そして、そのままレジへ持って行きました！

いや〜、そのくらい、よかったです☆

先日、珍しく、夫から「何か絵本読んでくれない？！」と頼まれ、「それなら、とっておきのいい絵本があるよ〜♪」と、喜んでこれを取ってきました。
夫と娘二人に、読んであげました。

みんな、わくわくしながら、絵本の世界に惹きこまれていくのがわかります。
そうなると、読んでる私も気もちいい♪

図書館大好きな家族だから、なおさら、こういった図書館が舞台の絵本は、わくわくするのでしょうね。
さらに、図書館とは、一見ミスマッチのライオンが登場するのだから・・・夢中になりますよね〜（爆）。

どの、登場人物（ライオンも含めて）も、味があっていいけれど、私は名脇役のマクビーさんが、とっても気に入りました♪

最近私が読んだ絵本の中では、おすすめベスト１です☆

ある日、図書館にライオンがやってきた！きまりに厳しい
メリウェザー館長は“おおきな声を出さない”なら
来てもいい、と言います。いつしかライオンは図書館を
訪れる人々にとって、かけがえのない存在に。

この絵本に登場するライオンは、おはなしが好きな
「気立てのいいライオン」です。でもライオンはライオン、
最初に受け入れる時って、なかなかドキドキものですよね。
ところが、メリウェザー館長は、きまりを守るなら誰でも
受け入れるというスタンス。たとえ、猛獣でも、というのは
ファンタジーの世界のことではありますが、
「異端児」を受け入れることで、その集団が変わるという
比喩のようにも思えました。

ケビン・ホークスさんは、『ウエズレーの国』で絵を
描いている方です。最初、この本とタッチが違うので、
同じ描き手さんと気づきませんでした。
『ウエズレーの国』は、まばゆい陽の光が描かれ、大好き
なのですが、『としょかんライオン』では、図書館の静寂が
淡い色彩で表現されていていて、とても素敵です。

この絵本を読むと、ライオンに寄りかかって本を読みたく
なること、間違いナシです！

素敵なタッチの絵に惹かれ読んだんですが
内容もとても素敵でした。

「こんな賢いライオンいたら毎日図書館に行きたいね〜」
と上の子が言ってました。
私もこんなライオンがいたら図書館に通いたいです。

ライオンと館長さん達のほわっぁっと
心温まるお話です。
絵も本当に素敵です。

図書館にライオンが来たら、たいへんな騒動になるところを、『何かきまりを破りましたか？』と、すんなりと受け入れてくれたメリウェザー館長。
でも、ある日決まりを破ったライオンは、追い出されてしまう。それには、きちんとしたわけがあったのに。そして、ライオンの来ない図書館は、なんだか物足りない。
図書館は、出会いの場所。それはたくさんの本だったり、司書さんとの出会い、そして集まる人たちの出会い。そんな素敵な場所に、こんなライオンがいたら、もっといいのにと、本当に心から思えた。決まりはきちんと守らないといけないけど、守れなかったのは、それなりの理由があるのかもしれない。ちょっと角度を変えて物事を見ることも大切だ。

我が家にとっては身近な存在の図書館ですが、
この絵本のタイトル、「としょかんライオン」って何？
と興味津々で手に取ってみました。

ある日のこと、図書館になんと！ライオンが入って来ます。
慌てた図書館員は図書館長のところへ。
ところが図書館長のメリウェザーさんは一言。

「で、そのライオンは図書館の決まりを守らないんですか？」

そうなんです。
このライオン、なぜか図書館の決まりを心得ているようで、
誰に迷惑をかけるでもなく、マイペースに楽しんでいるようなんです。

もちろん、ライオンが来たときの決まりなど図書館にはありません。
現実にはこんなことあり得ないだろうけれど、ライオンに対しても
平等な態度で接する図書館長のメリウェザーさんの姿に、おかしくもあり、
天晴れ！な気持ちで読ませてもらいました。

息子は、お話の時間に、じっとお話を聞いているライオンの姿ににんまり。
どうやら、自分が図書館のお話の時間に通っているので、その場所に
ライオンが来たら・・・と想像していたようです。

ライオンの図書館通いが続いたある日、ライオンが図書館の決まりを
破らなくてはならない時がきます。それは、仕方のないことだったのですが、
決まりを破ってしまい、自ら図書館を出ていくライオンの姿、そして、
いつの間にかライオンのことが大好きになっていたみんなの姿を見ていたら、
いつの間にか、息子も私もこの絵本が大好きになっていました。

図書館にライオンがいても良いと思います！そんな風に思える、
心温まる、素敵な１冊でした。息子も後から一人でまた見返していました。
子供にも何か伝わるものがあったようです。

図書館にライオンがいる！って、なんとも奇想天外なお話でしたが、この主人公のライオン、とても本が好きらしく、初めて聞いた子供向けの「読み聞かせ」が気に入って、図書館に通い始めるんです。

中表紙と後ろの扉絵の所に、舞台となる図書館の出入口が描かれているのですが、出入口の左右にライオンの銅像が建ってるんです。（姿勢は座っていますが）
私は扉絵のライオンたちの表情が、にっこり笑っている姿がとても印象に残りました。

ある事件が起きて、ライオンが自ら図書館を出て行くところは胸がキュンとしてしまいました。
図書館員さんのマクビーさんが見つけた時のライオンの背中も、なんとも言えませんでした。
この作品は、どちらかというと内容にあまり派手さのない絵本ですが、手元に置いて、時折フッと読み返してみたくなるような、味わいのある良質な絵本だと思います。

図書館とライオン、真っ向から対立しそうな2つが共鳴してお話になっている。
それだけでもすごいですね♪

でもやっぱ絵本好きの私としては、
図書館の素敵さが全面に出されているのが嬉しいですね♪
ライオンが行きたくなる図書館ってどんなところなんでしょうね？？
ぜひに私も行きたい！！と思ってしまいます。
もちろん息子も思ったようです。

メリーウェザー館長も怖いようで本当は優しい！
そういったライオンを取り巻くまわりのキャラクターもいいですね♪

図書館とライオン、普通は一緒にはならない題材だと思うのですが不思議な事に
スッと話に入っていけます。

図書館にライオンがきて、日がたつにつれて、人間とのコミュニケーションが少しづつとれてきたり、ライオンの役割ができたりと意外なことばかりです。
この館長さん、ライオンが図書館に来るのはかまわないけど図書館の決まりが守れないときは大声で叱ります。
人間の子供だろうとライオンだろうと接し方が同じなのです。

この話の中ではライオンになってますが、人間社会の中で日本の中の外国の方とか、クラスの中で少しみんなと違う人とか、見た目や先入観などで相手を否定しないということは大事なことだな〜と思いました。

久しぶりに、
「超お気に入りの絵本に出会えた！」って感じています。
図書館にライオンが通ってくるのが、まず素敵！
きまりを守ろうという道徳的なお話かと思ったら、
大切な人を守るために、きまりを守れないこともある・・・っていう、
心が洗われるようなやさしいお話でした。

娘は、ごろんと寝ころんで聞いていたのですが、
ライオンが図書館から出て行く場面で、
体を起こして心配そうに座り、
最後はにっこり。
そして「もう１回、自分で読む。」と本を持っていき、
静かに読んでいました。
娘が読んでくれて嬉しいな〜と心から思う絵本です。

ある日図書館にライオンがやってきます。普通は「えー」って驚くのでしょうが、冷静な館長さんのおかげでライオンは受け入れられます。原理原則を守りなら臨機応変に対応する館長さんの態度は、上に立つ者の鏡のようです。

館長さんが規則をやぶったライオンを、怖い顔で注意していますが、まわりの子供たちはこわがっていません。子どもたちは、館長さんが本当はやさしいことを知っているのでしょう。図書館の独特の雰囲気にひかれるのは、人間だけじゃないんですね。特に絵本のコーナーは楽しいですから。ライオンもおはなしをきくのが大好きなんだな、とほほえましく思いました。ライオンのおかげで、規則を守ることの大切さを、子供たちに押し付けるのではなく、子供たちが自然に覚えていくようです。

「こんなライオンがいる図書館に行ってみたいね」と子どもに言ったら「うん行きたい」と言いました。でもうちの子供はライオンにまとわりついて大きな声をだして、注意されるかもしれないです。