ジョフロワ・ペナールは、フランスの絵本作家。
「もどってきたぜ」が、日本で初めて邦訳された作品です。
今回もオオカミが登場しますが、主人公は、子ヤギのバルタザール。
ママのバイクの後ろに乗って、お買物のシーンで始まります。
ロープを張ってバイクを転倒させようとするオオカミの罠にはまって、バルタザールは、オオカミに捕まってしまいます。
ここからがこの絵本の楽しいところ。
文章は、バルタザールの語りを綴ったもの。
バルタザールは、オオカミが自分を食べようとしているということに、全く気付かず遊んでくれているとばかり思っているのです。
知らないということは、強いものとは良く言ったものです。
絵と文書のギャップが楽しく、子供は大笑いのはず。
それが、延々と最後まで続くのですから、楽しいこと間違いありません。
バルタザールは、良く考えたら間抜けじゃないのか?と言う感もありますが、楽しく読み聞かせ出来る作品としてオススメします。