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スーホの白い馬」 みんなの声

スーホの白い馬 作:大塚 勇三
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:1967年10月
ISBN:9784834001129
評価スコア 4.77
評価ランキング 648
みんなの声 総数 105
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105件見つかりました

  • 悲しく切ない話

    小学二年生のころ、国語の教科書で読みました。
    今でも思い出せるほど、印象深く残っている悲しいお話です。

    当時の私は白い馬=素敵な馬という印象しかありませんでした。
    モンゴルという異国の話。挿絵から、モンゴルってこういう場所なんだな、こんな生活をしているんだな、などと思いをはせていたように思います。
    スーホが白馬に乗って勝ったにもかかわらず、そこからなんだか妙な展開になってしまい、先を読み進めるのが嫌になりました。

    スーホが作った馬頭琴で奏でる音楽はとても悲しく美しい音色だったんじゃないかと、当時の読書感想文に書いたことを思い出します。

    今読むとまた違った印象を持つかもしれませんが、あまりに悲しいお話だったので、もう一度読みたいかと言われると、まだ読む勇気が持てません。

    投稿日:2018/01/29

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  • 考えさせる

    今まで興味はあったのですが、
    馬が死んでしまう悲劇ということで、切なくなりそうで、
    私自身がなかなか手に取らなかった絵本。
    幼稚園の発表会で、隣りのクラスが劇にするということで借りてみました。
    やっぱり悲劇。
    そして、絵がすばらしい。
    息子は納得いかないながら、さまざまな疑問点を口にしていました。
    でも、それなりに考えるいい体験ができたかな。

    投稿日:2016/11/22

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  • モンゴルの民話

    小学校の教科書でも取り上げられるほど有名な作品なんですね
    私自身は知らなかったです
    素朴な絵のタッチもさることながら
    ストーリー自体もたいへん道徳的で考えさせられるものがありました
    読む年齢によって受け取り方がだいぶ違う作品かもしれませんね
    また年齢があがったら読んであげたいです

    投稿日:2015/11/03

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  • いつもそばに

    • ともっちーさん
    • 40代
    • ママ
    • 佐賀県
    • 女の子8歳、男の子4歳

    人間と馬との絆を描いた絵本です。

    子馬だった白馬を拾ってきて、大事に育ててきたスーホ。
    白馬もそのスーホの心に報いるように、素晴らしい馬に育ちます。
    しかし、傲慢なとのさまの手によってスーホと白馬は引き裂かれ、やっとの思いでスーホの元に戻るけれども死んでしまう。
    やがて夢に出て来た白馬は、自分の体で楽器を作ってくれ。そうしたらずっとそばにいられると・・・。

    読んでいて、涙が溢れそうになるお話です。

    自分が同じ立場になった時、愛する存在の骨や筋で楽器が作れるかと言われればさすがに無理でしょうが、それは文化の違い。
    その体の一部をずっとそばに置いておきたい、その奏でる音を聞きたいというスーホの想いは痛いほど理解できます。

    この本で馬頭琴という楽器に興味を持ち、動画で音を聞いてみましたが、とても美しい音色を奏でる楽器でした。

    哀しくも美しいお話です。

    投稿日:2015/10/08

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  • 教科書で読まれた方も多いのではないでしょうか。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子2歳、男の子0歳

    お金のある奴が一番偉いのか、と憤りを感じさせる絵本でした。その憤りが私に憤りの涙を流させたのでしょうか。最後に馬が馬頭琴という形でスーホの傍らで生涯を閉じることが出来、私は少し救われた気がしました。馬頭琴ってどんな音がするんでしょう。気になっています。

    投稿日:2014/10/09

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  • 午年に読みたい一冊

     午(うま)年なので、せっかくだから、馬の絵本を読もうと思いました。
     その時、すぅっと目に飛び込んできたのが、この『スーホの白い馬』でした。
     奥付を見ると「1967年10月」発行とあります。もう50年近く前の絵本です。
     それが何度もなんども読み返され、読み継がれているのですから、驚きです。
     しかも、この物語はモンゴルの民話を組み立て直した作品で、文も絵も日本人によるものです。
     なのに、こうして読み継がれてきたのは何故でしょう。

     この物語はモンゴルの楽器馬頭琴(ばとうきん)がどうして誕生したのかを伝える昔からのお話です。
     モンゴルの草原を生きる少年スーホと彼の白い馬の悲しい物語が読むものの胸を打つといえます。
     実際に馬頭琴がどのような調べを奏でるのかはわかりませんが、モンゴルの草原に吹く風の音、馬たちのひづめの音、
    草原を駆ける馬たちの息の音などが相俟って、どのページからも音楽が聞こえるかのようです。
     絵本は文と絵だけでできあがっていますが、この作品には音が常に流れています。
     それが物語に深みを与えているといっていいでしょう。

     スーホはある日草原で迷っていた小さな白い馬を助けます。
     月日が経ち、りっぱに成長した白い馬とともにスーホは殿さま主催の競馬の大会に出ることになりました。
     そこで勝てば殿さまの娘と結婚できるというのです。
     競馬が始まって、一斉に馬たちが駆け出します。先頭は、スーホの白い馬です。
     競技に勝つものの殿さまは約束を守らず、スーホに乱暴さえ働きます。
     白い馬は殿さまの兵士たちを振り切って、草原のスーホのもとに戻っていきます。けれど、白い馬のからだには無数の矢が突き刺さっていました。
     死を目前にした白い馬は自分のからだで楽器を作るようにスーホに願います。
     「そうすれば、わたしはいつまでも。あなたのそばにいられます。あなたを、なぐさめてあげられます」。

     この絵本のもう一つの魅力は、馬と人間の交流です。
     太古の時代から馬は人間にやさしく寄り添ってきたのではないでしょうか。
     馬の大きくてやさしい目をみると、なんだか守られている気持ちになります。
     そんなことが、この絵本にはきちんと表現されています。
     午年なのですから、せめてこの絵本を読んで、馬のことを思ってみるのもわるくありません。

    投稿日:2014/01/12

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  • シンプルな民話の良さ

    モンゴルという壮大な大地に白い馬
    そして朱色の服といった 異国の香りが漂う絵と物語は

    私たち読み手に
    悲しさなのか 切なさなのか 暖かさなのか 

    どんな気持ちをも抱かせます

    子どもは 白い馬がけがをして死ぬ場面で「かわいそう」と言い
    そして 次のページで 花に囲まれるスーホと白い馬を見て「笑ってるよ」と言いました

    決して 物語を劇的に,かつきらびやかにしなくとも
    シンプルな民話の素晴らしさはいつの時代も
    子どもや大人に受け継がれていくのではないかなと

    スーホの白い馬を見て 小学校の教科書に掲載してあったことを思い出し
    改めて考えさせられました

    投稿日:2014/01/07

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  • 音楽劇に最適!

    はじめ、本屋で立ち読みして泣けてしまいました。(で、買いましたが)
    スーホと白馬の結びつきの強さも感動ですが、悲しむスーホに音楽となってあなたと共にいます、と言うのに感動!
    私も音楽をやっているので、音楽とともにそばにいる、というところに泣けました。

    風のように走る馬、音楽、二人?の結びつき、など、ミュージカルかバレエの舞台にしたらいいのに、とイメージがわきました。
    音楽劇にいい題材だと思うのですが、劇団四季ででもやってくれないでしょうか。
    自分でもバレエの舞台の構成を考えたりしました。

    投稿日:2013/11/03

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  • 永遠の宿題

    • もゆらさん
    • 50代
    • その他の方
    • 神奈川県

     ハンカチがなくては、とても読めません、悲しいお話で。
    涙ながらにこどもに質問されたこと
    1)スーホは、お姫さまと結婚したかったの?
    2)殿様はなんで、約束をやぶるの?
    3)白い馬はなんで、死ななきゃいけなかったの?
    4)スーホはなんで、はだしなの?

     残念ながらひとつもうまく答えられない私です。
    貧乏が悪いわけじゃない、悪い殿様は他にもたくさんいる、
    恨みをいだいて、馬頭琴を弾けるわけもない・・・。
     ページを開いた瞬間からこどもは、広い広い大草原の絵に息をのんでいました。
    大きな虹、暗い闇、厳しい自然の音、
    一等賞になる白い馬とスーホの、胸もスカッとするような草原の絵、
    天に召される白い馬を薄墨の、風だけが包み込む部屋、
    夜のとばりに、しずかに集まる人々とその天空・・・。
     それに比べると、人間の波風の強いストーリーが読む人、聴く人のこころに
    いや〜な不協和音を持ち込むのです。
    殿様のいじわるから生まれた、悲しい悔しい切ない馬頭琴なら、きっといつまでも耳をふさいで、聞きたくはないでしょう。でも、聞き入る人はたくさんいる。

     分からないことだらけで切ないです。
    大きな大きな宿題を、こどもにもらった気がします。
    ただひとつだけ、奥付の靴の絵は、赤羽さんの、スーホへの心づくしなのかな。
    偉大な絵本に、感謝。

    投稿日:2013/10/25

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  • 自分が読みたくて買いました

    • ぎんにゃんさん
    • 30代
    • ママ
    • 京都府
    • 女の子4歳、男の子3歳

    子供のころに読んだ思い出があります。読み返して、やっぱり理不尽さに怒りがこみ上げてきました。モンゴルの草原や土埃が目に浮かぶような美しい絵にも注目です。
    肝心の子供の反応は、正直言ってまだ早かったかもしれません。金持ちの暴君ぶりやスーホと白馬のきずなの強さもそれほど深く理解しているような反応ではなかったし、馬頭琴という楽器の説明とのからみも難しかったかもしれません。小学生ぐらいになったら、また気持ち新たに出会えるかなと期待しています。

    投稿日:2013/09/27

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