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スーホの白い馬」 みんなの声

スーホの白い馬 作:大塚 勇三
絵:赤羽 末吉
出版社:福音館書店
税込価格:\1,540
発行日:1967年10月
ISBN:9784834001129
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 105
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  • 強くてたくましい白馬

     わたしは、「スーホの白い馬」を読んで、白馬は、とても強くてたくましくて、すごいと思いました。

     わけは、オオカミがスーホのかっている二十頭のひつじをさらおうとしたとき、白馬は、ひっしでオオカミとたたかって、スーホが気づくまでがんばっていたからです。

     もう1つすごいと思ったりゆうは、とのさまが、たくさんのおきゃくをよんで、さかもりをしたとき、とのさまは、とちゅうで白馬にのって、おきゃくに見せてやることにしましたが、白馬はものすごいいきおいで、とのさまをふりのけて、弓が体じゅうにいっぱいささって、体が弱りはてていても、大すきなスーホのところに走っていったからです。
    わたしは、スーホと白馬は、とても強いあいでむすばれていると思いました。

     わたしが1ばん心にのこったのは、白馬がスーホのゆめの中に出てきて、
    「そんなにかなしまないでください。それよりわたしのほねやかわや、すじや毛をつかって、がっきを作ってください。そうすれば、わたしは、いつまでもあなたのそばにいられますから。」と言ったところです。
    白馬は、とてもやさしくて、自分がしんじゃっても、スーホのことを思える、本当にとくべつな馬なんだと、わたしは思いました。

    投稿日:2012/02/23

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  • 今なお生き続けている

     お話の奥にある意味がより深く理解できるようになった頃から、「悲しいお話はいやだ」と言って、「人魚姫」のような物語でも読みたがらなくなった娘。
    いろいろな感情が芽生える時期でもあり、とにかく今は親子でいっしょに絵本を楽しむ時間を大切にしようと思い、無理に悲しいお話を読ませることはしてきませんでした。

     でも、その中には、「悲話」ということを超えて、心に残る名作も数多くあり、「スーホの白い馬」もその1冊だと思っていましたので、与える時期を慎重に待っていました。
    そして、ちょうど2年生の国語の教科書にも載っていることを知り、その前に家で読んでおこうと思い、手渡すことにしました。

     いつもなら、「悲しかった・・・」と目を伏せてしまう娘ですが、この物語に関しては、それ以上に何か感じるものが大きかったようで、悲しみの中にも希望を見出したときのような力強さが、娘の目から伝わってきました。

     我が家では、この夏、娘が生まれたときからずっときょうだいのようにいっしょに育ってきた愛犬が亡くなったばかりです。娘にとっては、スーホに愛犬の姿を重ねる部分もあり、余計に辛いお話だったに違いありません。
    けれども、愛犬が今もなお変わらず娘の心の中で生き続けているように、スーホも馬頭琴という楽器として、ひつじかいの少年と共に生きていることを、心の奥深くで感じることができたのかな、と思います。

    投稿日:2012/02/07

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    4
  • モンゴルを代表する民話です。

    小学校の教科書でも紹介された内モンゴルの民話がベースです。お薦めしたいポイントは少年と馬との強い絆を描いたストーリーと挿絵を描いた赤羽末吉の素朴なタッチの画です。
    一年間モンゴルで仕事をした経験から書きます。
    モンゴルでは誰でも馬には乗れます。家族の一員です。
    馬頭琴は縁起のいい飾り物として、どこへいってもモンゴルの家にはかざってあります。会社でも応接室とか社長室にはあります。
    この話の由来は内モンゴルらしい(現在は中国領)。
    モンゴル国での馬頭琴の由来はフフナムジルという別の説話があります。馬頭琴の本物の演奏はすばらしい。馬のいななき、風の音、ギャロップなんでも表現できます。
    モンゴル馬は大人しく、小柄です。辛抱強く、寒い草原でも
    じっとつながれています。地元の子供がのってやる草競馬は
    あの大草原を走る勇壮な催しです。
    この辺の話を本を読みながら子供たちにも伝えると、一層興味が深まるでしょう。
    一度夏のモンゴルへ行って馬に乗って下さい。それに郊外では星空がすばらしく、まさに降るような星がみられますよ。

    投稿日:2008/05/17

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    3
  • モンゴルの昔話

    とても切なく、でも美しいモンゴルの昔話です。
    馬頭琴という楽器の由来話でもあります。

    国語の教科書に載っていることも、あるのですが、まずは、この横型の絵本で出会ってほしいと思います。
    教科書では、絵が小さくなってしまうので…

    モンゴルの雄大な草原やの風景、民族衣装、昔話を絵本にする名手、赤羽末吉さんが、モンゴルを取材して、丁寧に心をこめて描かれています。

    投稿日:2017/09/24

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    2
  • もの悲しいお話でした

    子どもの小学校時代の教科書にあり、話は昔から知っていましたが、絵本を手にしたのは初めてでした。
    大陸的な背景の中で、なんともの悲しい物語でしょうか。
    少年と白馬の物語。
    貧困であるがゆえに、競馬で勝っても相手にされないスーホ。
    そのスーホに育てられ、何よりもスーホを慕う白馬。
    スーホから取り上げられ、王様に逆らい逃げ出したら、弓矢で攻められた白馬。
    やっとたどり着いたものの息絶えた白馬。
    その白馬から作り上げた馬頭琴。
    音色は耳にしたことはありませんが、想像できます。
    赤羽さんの絵も、大陸的な感じがしました。

    投稿日:2012/12/09

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    1
  • 悲しいだけの話ではありませんよ

    馬頭琴という楽器に由来があるお話です。

    スーホという少年がある日、白い馬を拾ってきました。
    この白い馬は少年にとてもとても大切に育てられており、
    そしてとても強い絆で結ばれておりました。


    そんなある日、この国のとのさまが自分勝手に少年から白い馬を取りあげ、しかも思い通りにいかないと殺してもいいと…。

    読みながら、悪いことは何もしてないのにどうして一緒にいることが出来ないんだろう。 そんな理不尽さに苛立ちもしました。

    でも、そうではなかったです。 

    悲しくて切なさがこみあげてくる本でしたが、結末は心穏やかに読み終える事が出来ました。
    他の人もそうだと思いますが、馬頭琴の音色を一度聞いてみたいです。

    投稿日:2011/03/10

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    1
  • 良書です

    図書館、学校にも所蔵されている有名な絵本です。
    確か、国語の教科書にも掲載されていました。
    モンゴルで暮らす羊飼いのスーホはある時、国の王さまが主催する競馬に出場します。
    しかし、王さまはスーホの乗っていた白馬が大変気に入り、白馬を奪い取ってしまいます。
    そして…。最後は心にグッと印象に残る悲しいストーリーです。

    投稿日:2021/12/22

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  • 悲しいモンゴルの民話

    小学校二年生の教科書にも採用されている、あまりにも有名なモンゴルの民話。
    私も小学校の頃に教科書で読んだ記憶はありましたが、今回初めて絵本で読んでみて、こんなにも悲しいお話だったのだなと知りました。
    貧しい羊飼いの少年スーホが拾った一頭の白い馬。
    大切に大切に育てていたのですが、とのさまの開く競馬の大会で一等になったのに、貧乏な羊飼いだからという理由で不当な扱いを受け、馬をとられ、最後には弓をうたれ、殺されてしまうのです。
    最後に、スーホの夢に白い馬が出てきて骨や皮を使って楽器を作るように言われたことから、楽器を作り、この事から馬頭琴が生まれたとかかれていました。
    殺されたままで終わるのではなく、楽器としてでもスーホと白い馬は近くにいることができたことに救われる結末でした。

    投稿日:2020/12/01

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  • 何度も繰り返し読み続けたい名作

    • ぼんぬさん
    • 40代
    • ママ
    • 北海道
    • 女の子4歳

    教科書にも載っている有名なお話ですね。昔モンゴルに貧しい馬飼いの少年スーホがいました。ある日、白い親馬のいない子馬を拾い連れて帰ってきました。 スーホは愛情深く育てて、白馬との絆を深めますが、競馬に出場し優勝すると、殿様に横取りされてしまいました。 でも、白馬は殿様を蹴り上げスーホの元に帰ろうとします。 矢を打たれて血だらけとなりながらも、帰り着き翌日に死んでしまいます。死を悲しむスーホの前に『私の骨と皮で楽器つくって、そしたらずっと一緒だよ』 と白馬の言うとおりに楽器を作りました。それが馬頭琴という楽器の由来だったのですね。王様に理不尽な扱いをされた悲しいお話ではありますが、一方で人間と馬との絆を描いた名作でもあります。4歳の娘には全てを理解するのは難しかったと思いますが、ずっと大切に読んでいきたいお話です。

    投稿日:2020/11/16

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  • 読んでほしい〜!

    有名なモンゴル民話で、赤羽末吉さんの味わいあるイラストも魅力的な絵本に思います。
    我が家の娘は小学3年生になってしまいましたが、こちらの絵本をまだ読まずまま。
    幼児期に読み聞かせしておけばよかった〜と思っています。
    ある程度好みも出てくるので、親が子供に読んでほしい本は、幼いうちに読み聞かせたりしておく方がいいな〜と時々思う日々です。
    親としてはとても素敵な1冊に思います。

    投稿日:2019/07/31

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