低学年から中学年にかけての読み物に困っていた時に勧めていただいた本です。
総ページ384もあり、とても分厚い本です。
ロシアの昔話は絵本になっているものもたくさんあって日本でも馴染みのものが多いですね。
「雪むすめ」「おおきなかぶ」などの有名どころはもちろん収録されています。
読破するのに二週間以上かかりましたが、息子が毎日のように「ロシアの昔話読んで」と言ってきましたから、相当おもしろかったようです。
とても読み応えがありました。
昔話なので日本の昔話や他の国の昔話にも似た要素を見つけて楽しかったです。
いのちの水、死の水、ハバヤガー、エレーナひめ、イワン、ペチカ、魔法、金などがこのロシアの昔話にはたくさん出てきました。
そして割と長めのものが多いです。
ロシアの長く厳しい冬、ペチカの周りで昔話を聞いて過ごしたのかななんて勝手に想像してしまいました。
内田さんの訳も読みやすくてよかったです。
自分で読める年齢であっても、この本は読み聞かせで聞いてほしいです。
ストーリーテリングとしてもよさそうだと思いました。
文庫も出ていますが、この本は家庭に一冊持っていてもいい本だと思います。私も一冊ほしいです。
昔話の楽しさを堪能できますよ。