買っても買っても無くなる傘。いったい、かさどろぼうは誰?
とうとう見つけた たくさんの傘の中から一本、かさどろぼうのために残しておいてあげるおじさんの優しさ、太っ腹さ。そして、傘屋をすることになって「かさどろぼうのおかげ」と感謝する大らかさ・・・。なにか教えられる思いでした。「どろぼうが誰だったのか?」というヒントは、意外にも表紙にありますね。気付く人は少ないでしょうけど。にくめない結末で良かったです。
おじさんの表情豊かな顔が面白かったです。そして、見返しに描かれている 傘を持って歩いている人たちは、一筆書きでしょうか?この絵も魅力的です。
スリランカという知らない土地の暮らしや自然にもふれられる楽しい絵本で、おすすめです。