お米離れが進んでいると聞きますが、
これは、読むとおいしいごはんが食べたくなる、そんな作品です。
かがくいさんの作品の絵はとても独特ですが、
キャラクターがとっても生き生きしていて、私は大好きです。
おむすびさんちの田植えの日、
いろんな所から応援が来てくれます。
「おいしいおむすびできるよに、おいしいおいなりできるよに・・・」
息子は呪文のように、何度も大きい声で読んでいます。
でも一番好きなページは、みんなで田植えをするページ。
「せっせのせ」が何度も出てきます。
これは必見です。
でもこの絵本を読んで息子がポツリ。
「おむすびさんち、ママがいないね」
そうなんです。
おとうが二人の子どもを面倒みているのです。
かがくいさんにどんな意図があったか分かりませんが、
でも、私は家族が一人欠けていても、
地域のみんなが協力し合っている姿を微笑ましく感じました。
地域みんなで大家族。
そういう日本であって欲しいと思います。