表紙「さがす」の文字と
こちらを見つめている外国の女の子
なんて、目の力があって、まっすぐなんでしょう
めくると
カバーのところに
「ひょっこりはん」している男の子
1枚1枚
なんて、素敵な表情をとらえた写真でしょう
ところが、文章を読むと
この子どもたちのお話ではなく
作者自身のこと
子どもの頃に感じた
「ふと」思うこと
ーぼくは、何をしているのだろう
ーどうしてここにいるのだろう
思春期のグラグラ揺れるような思い
その答えを見つけに世界へ
そのときに出逢った人たちの表情
きっと、こんな表情をしてくれているのは
作者との関わりがあったからでしょう
日本からすれば
自然の厳しい環境だったり
物資の乏しい、生活環境がよくない
安全ではない・・・等々
マイナスと思われる環境でも
「人としての生きる幸せ」
を、考えさせてくれる場面のなんと多いことか
なんて、キラキラしたまなざしなんだろう・・・
なんて、素敵な笑顔なんだろう・・・
海外の子どもたちの写真を扱った絵本や本は
数多くありますが
この写真絵本は、特に
心を動かしてくれました
素敵な笑顔の日本人の女の子もいますよ!
小学生はもちろん
中学、高校生にも
大人にもお薦めしたい作品です