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ひよこのコンコンがとまらない」 みんなの声

ひよこのコンコンがとまらない 作・絵:ポール・ガルドン
訳:福本友美子
出版社:ほるぷ出版 ほるぷ出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2007年07月
ISBN:9784593504916
評価スコア 4.28
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みんなの声 総数 17
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  • 言葉の積み重ねが楽しい昔話

    言葉の積み重ねが楽しい昔話です。

    こういう型の昔話は各地にたくさんあると思いますが、「○○をしてくれたら○○してくれる」の「○」に入るものは、その土地柄お国柄で違うので、そこのところが興味深いと思いました。

    小人が出てくるのが、北欧らしいなあと思いました。

    それと、ちょっとドキドキしたのは、牛の皮がほしいというところ、牛の皮って生皮をはぐんだろうかと生々しいことを想像してましたが、その辺は違っていたのでよかったです。ただ昔話って怖いものもあるので、絵本化するにあたって生臭さは消したということだとまた話は違ってきますが。

    こういうお話は、やはり読んでみて楽しむのが一番いいと思います。

    言葉のリズム、絵はありますが、頭の中でもいろいろと描けそうだと思いました。

    投稿日:2010/04/11

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  • 可愛らしいコップでした

     北欧に伝わるお話だそうです。
     雌鳥のコッコさん、ひよこのタッペンを連れて、森へ種を探しに。
     タッペンがおもわず大きな種を飲み込み、コンコンが止まりません。
     あわてた、コッコさんは泉へ水を求めて…。
     泉はコップがなければ、水をくめない。
     コップを求めて、樫の木へ。
     でも樫の木を揺すってくれる人がいなければ…。
     と、延々と続きます。
     
     積み上げ歌の形を取って、読み手をお話へ引き込みます。
     なにしろ、タッペンが大変なんですから、読んでて、『早く早く』って、思っちゃいます。
     牛のところで、なんの皮をもらうのかと考えました。
     こびとさんたちのところで、感激。
     なんていい人たちなんでしょう。
     
     お話がタッペンまで、もどるまで、全て解決しました。
     それにしても可愛らしいコップでした。
     「なんて、のんびりしてるんだ、靴ができるまで時間がかかりそう」と笑っていました。
     デンマークのお話の『ふとっちょねこ』を思い出しました。

    投稿日:2009/10/28

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  • 他の似た作品と一緒に読みたい作品

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    スカンジナビア半島の昔話の再話。

    めんどりのコッコさんが、ひよこのタッペンを連れて森に出かけるシーンから始まります。
    美味しい種を探すためなのですが、ひよこのタッペンが大きい種を飲み込もうとして、咳が止まらなくなってしまいます。
    それからが、お母さんの面目躍如。

    次から次へと頼んでいくのですが、この手のお話というのは、何処の国にもあるものだと思わずにはいられませんでした。
    日本昔話だと「わらしべ長者」、ロシア民話だと「おおきなかぶ」と同じような展開です。
    その頼みごとの最終者が、小人だったというところが、やはり北欧らしいところ。

    あまり知られていないお話ですが、この話の展開は子供に理解しやすいもので、もっと多く読まれて然るべき作品だと思います。
    文章量が多いので、年長組み辺りにオススメです。

    投稿日:2009/10/11

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  • わらしべ長者+積み上げ歌

    表紙だけではどうにもこうにも持って来てくれず、しびれを切らした母が読み聞かせたら、途中笑いも出て、おもしろかったー!とのこと。
    わらしべ長者のような内容に、積み上げ歌の面白さもあって、この手の本ではお馴染みの、繰り返し部分をわざと息を切らして読んでみると喜んでいました。

    「もう、お母さんタイヘンやなぁ」と娘。
    私は「そうそう、いつの時代も、お母さんは子供のために必死やねんで」とニヤッと笑っておきました。

    投稿日:2009/04/08

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  • コンコンを止めるために、母はがんばる!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子12歳、女の子7歳

    いかにもヨーロッパの昔話〜って、感じの牧歌的な匂いのする絵本でした。

    ヒヨコがうっかり飲み込んでしまった大きな種のために、しゃっくり(めんどり流にいうと「コンコン」)が止まらなくなり、母であるめんどりが、「コンコン」を止めるためにいろいろ渡り歩いて努力するお話です。

    イメージ的にはわらしべ長者、みたいな(ちょっと違うかしら)。
    何かをするためには何かをしなくちゃならなくて、そのためにはまた何かアクションをしなくちゃならなくて…。そうしてグルグル話が大きくなっていきます。
    読み聞かせで、この説明文のアクションのところを早口でやったら、ウケるかしら〜と思いながら読みました。
    面白かったです。

    投稿日:2008/01/20

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  • どこの世界でもいっしょ

    おかあさんにわとりのがんばりとおんなじことが繰り返されるリズミカルな文章で子どもは絵本に釘づけです。どうやって木がコップを出してくれるのかすごく疑問?で読み続けていったのですが最後になあるほど!と納得しました。おかあさんはどこの世界でも子どもの為に必死なんですよね。でも子どもはそれが当たり前と思っているんですよね。

    投稿日:2007/09/20

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  • 悠長な繰り返しにドキドキ。

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    大きな種を飲み込んで 
    咳が止まらなくなってしまったひよこの為に
    めんどりのコッコさんが奔走するお話。
    「おおきなかぶ」や「お月さまってどんなあじ?」の様な
    繰り返しが続きます。
    …が この2つのお話と違う点は
    「ひよこの咳を止める」という 大事な目的があるので
    (早く早く〜!ひよこのタッペンが苦しんでるよ〜!)と
    ドキドキさせられることです 笑。
    だって コッコさんが助けを求めているのに
    み〜んな悠長な受け答えなんですもの。。。
    「○○を持ってきたら □□してあげる。」
    こんな繰り返しが何度も何度も…。
    そしてやっと「それは大変!」という展開になっても
    今度は登ってきた階段を 一段ずつ降りるように
    なかなかタッペンを助けてあげられないんです。
    最後は もちろんハッピーエンドなのですが
    あまりにもあっけない感じで
    こんなにドキドキしたけど
    たいしたことではなかったのね〜笑。。。と
    自分を振り返り可笑しくなってしまいました。

    投稿日:2007/09/09

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