足が悪くて、曲がっていて、病気である自分のことを、ひどく醜いと
思っている男の子が登場します。ちょっと考えちゃいました。
なぜなら私の娘も足が悪くて曲がっているから。娘が大きくなったら
岩波少年文庫をぜひ読んでもらいたいなあ。そうしてふたりで語り合
いたいなあと思っているのですが、こういう描写に娘はなんて思うだ
ろうか?と。
でも、娘には卑屈に育ってほしくないし(今のところ楽しく暮らして
います)、きっとそんな描写に影響されないでしょう。そう楽観的に
思ったりもします。私達も娘の足が醜いなんてこれっぽっちも思って
いないしね♪
最初はびっくりしちゃったけれど、購入したいリストに加わりました。
この本。足が悪くて醜いと思っている子どもに、わくわくを与えてく
れるお話だったから。病気の子どもだけでなく、すぐ泣いてしまうよ
うな「勇気が足りないよ」と言われている子どもも、読んだら、主人
公と共に成長していくことができるかもしれないなあって思います。
あえて、主人公をこういう子どもに設定したのですね。
希望も救いもあるし♪子どもが読む物語で、希望も救いもなか
ったらしんどいものね。
リンドグレーンは、こういったタイプの子どもが登場するお話をいくつ
か書いているらしいのです。病気の子、貧しい子の味方となって、夢
をみさせてくれるお話。
こんな風に物語ってくれる作家がいてくれてしあわせ。