息子が「さいごまほう」「まじょのけっしん」「まじょのいのり」と3冊同時に借りてきました。
最後の魔法でベンチになってしまった魔女。ベンチになってしまったことに悔いはないけれど、馴染みになったもえちゃんとお話できないという切なさがあります。
姿を変えてみたものの相手に思いが通じないというのは、「人魚姫」に似た切なさですね。ベンチの近くに立っているくすの木が乱暴に切られてしまう魔女は何とかしたいと思うのですが、魔法が使えなくなった魔女には何もできません。
それでももえちゃんに何とか思いを伝えようと頑張ります。
もえちゃんと馴染みになればなるほどお話をしてみたいという気持ちが募っていく魔女。おあばあさん魔女であるだけに、その健気さ、優しさ、真面目さが伝わってきて、最後はいつもほろっとさせられます。
まだこの続きがあるようですので、今後の魔女ともえちゃんがどうなっていくか見守りたいと思いました。