これは、どう見ても、お父さん向けの絵本だと思います。
だから、絵本にする必要性をあまり感じません…
なんだけど。
なぜか、子供が何度も開いて読んでいます。
うちの息子は、小さい頃なぜかウルトラマンを非常に恐れていました。
このシリーズを、図書館から借りて読んでみても、あまり嬉しそうではありませんでした。
今は、怖いということはありませんが、興味の対象外らしく、テレビシリーズも、一切見たことがありません。
でも、最近になって、この本を手に入れてもう一度読んでみたところ、結構お気に入りになった様子。
みやにしさんの絵の温かみのあるウルトラマンが、うちの息子の心を溶かしたようです。
「大きくなったら、なんになる?」と聞いたら、
ちょうど、この絵本を一人で読んだ後だったらしく、「ウルトラマン」と答えました。
これには、正直びっくりしました。
(今まで、図書館屋さんになる、といっていたので)
かわいそうだけれど、君は、大きくなってもウルトラマンにはなれないと思う。
でも、彼のような「お父さん」になら、もしかして、もしかしたら、なれるかもしれないね。
そうなれたら、お母さんも嬉しいな…。