スモールさんの働くシリーズは大好きですが、スモールさんにもやはり家族がいますよね。この巻は、おとうさんとしてのスモールさんを描いたものです。
図書館でたまたま福音館書店の青だけの彩色の版とこちらの童話館出版のカラー版を見つけ、見比べてみました。
やはり、カラーの方が奥さんや子供たちの服装や家の中が明るく見えます。でも、話の内容が結構古く感じられるので、地味な青も味があってよかったですが。
毎日、毎週の単調な繰り返しこそが幸せなのだと改めて感じさせてくれます。労働の素晴らしさを描いた他の巻もいいですが、おとうさんとしての姿を見ることができて、読者の子供たちもますます安心感を抱くのではないでしょうか。