クレヨンで描かれたような、柔らかな絵が優しい絵本。
ねこ、うさぎ、いぬ、ぶた・・・、
たくさんの動物たちが登場しますが、どの子もみんなかわいい!
「えーんえーん」と泣いている顔はすぐに慰めたくなり
「にこにこ」の顔はこちらも思わず笑顔になってしまうほど。
ストーリーは、泣いている動物たちをよしよしすると
「いま泣いたカラスがもう笑った♪」のわらべ歌のように
泣いていた動物たちが笑う、というもの。
絵本のカバーにある作者の言葉に
「よしよし、と動物をなでてあげてください」とあります。
うちの娘はうまくなでてくれるものかしら?
と半信半疑だったのですが(疑り深い母親で失礼!)
ちゃんとなでなでしているではないですか。
特に「なでなでしてあげてね」と教えたわけでもないのに。
親ばかですが、
泣いている動物たちを一生懸命なでなでしてあげている娘に感動しちゃいました。
いつの間にか、こんな優しい心も育っていたのね。
「えーんえーん」のところでは一緒に泣きまねをして、
「うふふ」のところでは一緒に声を出して笑う。
そして「よしよし」のところでは、絵をなでなで。
子供が積極的にかかわれる絵本なので、とてもオススメです。
内容とは関係ありませんが、絵本の角が丸くなっているのもポイント高いです。
細かい配慮にあふれていますよね。