「きょうはなんのひ？」 みんなの声

この“宝探し”ゲーム、私も小さい頃よく兄とやりました！なので、当時を思い出してすごーく懐かしい気持ちになりました。
手紙を仕掛けるほうもアイデアをしぼり、相手が喜んだり驚いたりする姿を想像したりして、本当に楽しいんですよ。もちろん探すほうもドキドキわくわく。
両親の結婚記念日を、この宝探しで子どもなりにお祝いしようなんて、なかなか粋な女の子ですよね（＾＾）。娘の策略にノリノリで乗ってくれるパパとママもステキ。こんな家族、いいよね♪
読んでいてすごーくホクホクした気持ちになる一冊です。

まみこちゃんの書いたお手紙は「次は○○」「次は△△」と宝探しのようにつながっていきます。それに付き合ってあげるお母さんの優しい顔がとってもステキ。私だったら「も〜忙しいのよ〜（怒）」なんて言ってしまいそう。こんなふうに子どものことを受け止めてあげられるお母さんっていいですよね。
最後のところはこれがまたGood！このお手紙を全部集めると…。続きはぜひ読んでみてくださいね。

お母さんが階段にある赤い紐を結んだ手紙に気付いて、
この絵本のお話しが始まります。
最初は、不思議そうにお母さんも手紙を読んでいきますが、
だんだんお母さんの顔が楽しそうに笑っているのが印象的。

手紙の内容はいたって、難しくもなく、
単なるイタズラ？と思いながら読んでいたのですが・・・・
最後まで読んでびっくり！！
子供がそこまで考えて行動していたとはびっくり！、

本当に絵本なの？と思うくらいビックリした私は思わず、
旦那にも読んでみてと薦めてしまいました。
旦那も、自分たちの子供が、結婚記念日を覚えていてくれて、
こんなことしてくれたら嬉しいねえって感動していました。

小さい子には難しい絵本ですが、子供にも読んでもらいたいなぁって思った１冊です。

絵から女の子向きかと思いきや、息子も最初から話に引き込まれて夢中でした。

お母さんはまみこのなぞなぞを解いているようですが、読んでいる子供にしてみれば、まるで宝捜しのよう。
池にぷかぷか浮かんだビニール袋の中の手紙には笑えました。
階段、居間、玄関、まみこの部屋・・・・とこの家の間取りが分かってくるのも、サザエさんのお宅をのぞいているように楽しいです。

読み終えると、「これおもしろ〜い」と息子が絶賛してました。

結婚して１０年で、こんなお手紙がかけるまみこは２年生くらいでしょうか。
うちも間もなく結婚１０周年を迎えます。
ここまで手の込んだことはうちの子には無理みたい・・・・
こんな風に子供から祝ってもらえたら嬉しいでしょうね。

これを子どもに読んであげようと、手にとって読んでみると、びっくり！私も子どもの頃これと同じことを母親にしたことがあるのです。玄関に「ピアノのふたをあけよ」の手紙を置き、そして、ピアノの中には、「２回のトイレの前を見よ」の手紙。トイレの前には「ベッドの下を見よ」の手紙。最後にベッドの下にお母さんへのプレゼントを隠しておいたのです。残念ながら、この本のようとは違い、つなげてもメッセージは出てこない手紙でしたが・・・。子どもたちも私も大好きな本です！

この本に初めて出会ったのは小学校高学年の頃。
こんな風に手紙をゲーム感覚で渡すのって面白い！
私もどこかで活かせないかな、って思ったけれど結局実践出来ずじまいで現在に至ります。

そうして私が親となって読んでみるとやはりそれまで単純に「面白い！」と読んでいたのとは違って
「まみこちゃんみたいに子供から結婚記念日をお祝してもらえるような夫婦になりたい」
「こんな素直な子供になってもらえるのかな」
と親目線で見てしまいます。

まだ早いと思いつつも3歳くらいから娘に読んでたら、今では娘のお気に入りの一冊で自ら「これ読んで」って持ってくるけど、きっと娘は私が小さい頃に感じた感覚に近いのでは、と思います。

今でもこんな風に手紙ゲームを楽しめる機会を狙っている今日この頃です。
そのうち娘に対して仕込めたら、なんて企んでたりします。

　なんて素敵な家族なんだろう。まみこちゃんのなぞなぞにはお母さんと一緒になった気持ちで、「きりきりまい」をさせられましたよ。こんな楽しくて嬉しくて優しくて、わくわくする本ってあまりないかも。
　お母さんがまみこちゃんの謎解きにお付き合いする姿が本当に素敵なんです。ゆっくりと育児を楽しんでいて、子どもへの慈しみがあふれているなあって。
　私もこうありたい！って思いました。お手本だなあ〜。。

　突然の子犬のプレゼントまみこちゃん嬉しかっただろうな〜（・０・）いつかうちでも何か楽しいサプライズを夫婦して企画してみよう。　

　さて今日は何の日だったのかって？それは読んでのお楽しみなり＊＊＊＊＊

素敵な家族だなと感じるこの絵本。
まみこのカワイイ人柄もさることながらお母さんがとても楽しそうにまみこのお手紙を探す姿が大好きです。
私もこんなびっくりプレゼントしてみたかったなと思いました。
娘はまだ字が書けませんが、次々出てくるお手紙に興味しんしんで、まるでクイズをしているかのように楽しんでいました。
もう少ししてこの絵本を読んだ時には、自分もお手紙を書いてみたいなとそう思ってくれるきっかけになりそうな気がします。

全部集めるとけっこんきねんびおめでとう！というメッセージになっているところは・・さすがです。
こんなこと出きる子ども・・いないかもしれないけどいたらいいな♪
温かい気持ちにさせてくれる一冊です。

瀬田貞二さんというと、翻訳・児童文学研究者というイメージを持っていたので、娘がこの本を借りてきたときには、林明子さんの絵以上にびっくりしました。私にとってはまさにゴールデン・コンビと言うべきでしょうか。

内容は文句なしです。「し〜らないの、しらないの」という歌の旋律はすぐに思い浮かびますし、幾重にもしかけられたなぞかけもすてき、それをちゃ〜んと解いていくお母さんもすごいし、静かで優しい言葉遣いも美しいです。そして何といっても温かい家族の団らん。

この温かいストーリーの魅力を倍増させているのが林さんの絵。にこにこにこにこしているまみこちゃんが、何とも言えずかわいらしい。そして飾り気はなくても品が良いお母さんと、優しそうなお父さん。家の造りや調度品まで、昭和50年代の典型的核家族の理想型が描かれているように感じました。

まみこちゃんにとって、結婚記念日って、お父さんとお母さんがとても幸せそうな日だったのでしょうね。だからこんなすてきなプレゼントを考えついたのでしょう。
この時代の絵本、もっともっと読みたくなりました。

読み聞かせに子供が参加できるので、寝る前にベッドで読むのは決まってこの絵本です。少し昔っぽいところもありますが、小学校１年生の女の子に限定でこの時期の女の子の気持ちにぴったりとくるすてきな絵本だと思います。そしてもう少し大きくなったとき、ママとパパにうれしいプレゼントがありますよ！この絵本が大好きな子は同じようなことをきっとしてくれます♪