仕事や家事で忙しい自分をアリィに例えると、待たせてしまっているイモムーは子どもだなぁと思い、読んでいて子どもをギュッと抱きしめたくなりました。
忙しい時ほど、ちょっとでもいいから手を休め、周りを見る、子どもに目を向ける必要がある、と心に響きました。
上記は大人の私が感じたことですが、子ども目線になるとまた違った読みができて面白く感じました。
子どもがアリィで、イモムーをお友達として読むと、(自分の遊びに夢中だったけど、お友達があんなに誘ってくれたから一緒に遊べば良かったなぁ)、(お友達にも、イモムーみたいに遊びたい理由があったのかも?)、と日々の生活に繋がります。
誰もがアリィの立場にも、イモムーの立場にもなり得るので、この絵本が傍にあれば、きっと人生に優しく寄り添って、気づきを与えてくれるなぁと思います。
忙しい時にこそ読みたい、読んでほしい絵本です。