金原瑞人さんの邦訳されている児童作品がなかなか素敵なので、ほかに何かないかな〜と、検索して見つけました。
リトルモアという出版社さんから出ています。
絵を担当されているのは清川麻美さんという方で、画家(イラストレーター)というより、アーティストといった方がよさそうです。
この作品も、ただ絵を描くのではなく、糸や布を使ったアートとして描かれていました。
なので“幸せな王子”像も、ものすごく斬新な形で表現されています。
文字の部分の表現も、ちょっと変わっていました。物語の状況に応じて大きくなったり、小さくなったり、見開き丸々使ってみたり…。
この作品の作り方は編集さしゃんの意向なのでしょうか?それとも、金原さんか清川さんの中に“こんな感じに表現したい”っていうイメージがあったのかもしれません。
ワイルドの作品の中でも、一度は出会っておきたい『幸せな王子』のお話です。
大人が読んであげれば、小さなお子さんでもわかるお話です。
ちなみに私は3,4歳のころに毎月とっていた子ども用の雑誌(どの出版社さんのか忘れました)で読んだか、読んでもらったかして、今でもあの時のお話は心に残っています。
是非、一度お子さんに読んでみてはいかがでしょうか?