「ゆめぎんこう」の2作目は小さなお客さまのお話です。
怖い夢ばかり見て眠れないというそのお客さまの夢をアメにして、楽しい夢のアメと交換してあげると約束するぺんぺん。
でも実際には怖い夢は人気がないのであまり売れないし、美味しくないのでもぐもぐも食べるのを嫌がります。
それでもおじいちゃんの言葉を思い出すぺんぺん。
「いいなと思いついたことはやってみるといい。思いつくってことは、そのこと自体がプレゼントみたいなものなんだから」
なんて素敵な発想でしょう!
お話を通して、ぺんぺんの優しさに温かい気持ちになりました。
「ゆめぎんこう」、こんなお店が本当にあったらいいなぁ。
コンドウアキさんのイラストがとても可愛らしく、淡い色彩の水彩画がお話にピッタリで優しさにあふれた絵本です。