とっても手先が器用で、子供思いのブタのお母さん、ハナさん。子供たちのために赤い布でお布団を作ってあげようと思ったのですが‥‥。
だんだん、布が穴だらけになっていくところは、「どうなるのかしら?」とちょっと心配になりますが、結末は予想通り、心も体もほっかほかになります。
私はハナさんと違って不器用なので、ハナさんのようなお母さんには羨望のまなざしで見てしまいます。後書きによると、作者のなとり ちづさんも、お子さんが小さい時、そんな器用なママたちを羨ましく感じられていたとのこと。その後パッチワークの教室に通い、この絵本は三年の月日をかけて完成されたそうです。
作者の思い入れと、優しさがたっぷり伝わってくる素敵な絵本でした。
私も勇気を出して、苦手なことにチャレンジしてみようかな♪