「にじいろのペンダント」 みんなの声

生まれながらに日本人である自分にとって、無国籍ということがどうして発生するのか、どれだけ不自由であるかがなかなか理解できませんでした。
ただ、実際に無国籍で育ったララさんが騙る実体験は、解りやすく、考えさせられました。
身の回りに、ひょっとしたら、このような不自由さを抱えている人がいるのかも知れません。
そのような人が安心して暮らして行けるように、考えることの必要性を感じました。

無国籍という言葉は知っていましたが、何故そんな状態になるのか、詳しくは知りませんでした。
事情を知らない者からすると、住んでいる国に申請すれば、国籍を取得出来るのではないかと考えてしまいますが、この本を読んでいると、そう簡単ではないのだろうということが推測出来ました。
この本は分かりやすく紹介していますが、大人がまず読んで理解する必要があるのではないかと思います。
そして制度に阻まれて困っている人達に対しての理解を深め、手を差し伸べられる方法を共に考えていくべきではないかと感じました。