だるまちゃんが外に遊びにいこうとしたら、雨がふってきました。
かさをさして出たら、変なものが落ちてきました。
そして…
ぴかぴか ごろごろ がらがら どしん
と、小さなかみなりちゃんが落ちてきました。
だるまちゃん、今度は、かみなりちゃんとお友だちになって、何とか手助けをしてあげようとするのですが、なかなか思うようにいきません。でも、その優しさが、本当にすばらしいと思いました。
そして、何よりも、雲の上のかみなりの町には、驚いてしまいました。細かく描かれたその世界、近未来を思わせるような環境でありながら、遊びは、昔から伝わるものになっているところに、作者の意図を感じることができました。
だるまちゃんの行為から、相手を大切に思う気持ちが、充分伝わってきました。