これも 私が学生だったときに読んだ児童書。
子供の行動って いろんな気持ちがあって 行動が現れるんだよね。
誰にも心を開かない「問題児」鉄夫。ある日 教室で<かえる事件>が起きる。新人の小谷先生は どう扱っていいのか途方にくれる。そこに ベテランの先生が話をする。
周囲や鉄夫との関わりをみていくうちに なんで彼がそんなことをしたのかだんだん分かり 不器用だからこそ友達と関わるのが苦手だったけど なんで彼が怒ったか分った時 クラスメイト達の蟠りがなくなっていくという お話。もしかしたら、いじめも そんなきっかけなのかもしれないなって。
友達と喧嘩をした時に なんで?って相手の行動(言葉)の裏に 隠れている気持ちを汲むことの大切さを教えてくれる貴重な児童書です。
子供の言葉に出来ない叫びに 大人である私たちは どれだけ気付いてあげられるだろう。表面で子供を理解したつもりでいるのかなって思いました。
子供だけでなく親・先生・先生を目指す人たちに是非読んでもらいたい本だと思います。